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Posted by ブクログ 2018年10月20日
尾張徒組頭の加倉井隼人は御留守居役の御用人から急用を申し付けられた。それは官軍の先兵として城明け渡しの前の江戸城に乗り込んで様子を見てくることであった。官軍の軍装を着させられ配下を連れて江戸城に向かった。江戸城では誰もが開城に向けて忙しくしていた。不審なものは無いように思えたが、そこで加倉井隼人が見...続きを読む
Posted by ブクログ 2014年05月08日
無血開城を控えた江戸城。その露払いを務める尾張徳川家の江戸詰め御徒組頭、加倉井隼人が入場してみると、そこに一人の旗本、黒書院番の的矢六兵衛が居座っている。黒書院番は徳川家の近侍の騎兵で定数は十組500人。職禄300俵の旗本。その由緒正しい番士だが、実はある日突然入れ替わっていたという謎に絡めて、江戸...続きを読む
Posted by ブクログ 2014年02月17日
無血開城直前の江戸城の様子が克明に描かれておりとても新鮮です。幕政250年の風習や身分制度の折り目正しさには、清朝末を題材にした『蒼穹の昴』で感じた時と同様に異世界を感じました。現代社会をそのまま江戸時代に置き換えたような時代劇に慣らされてしまっていることをあらためて感じました。江戸城に居座る旗本六...続きを読む
Posted by ブクログ 2013年12月14日
江戸城が官軍に引き渡されようとする時に、なぜか居座り続ける“的矢六兵衛”。
何のために居座るのか、そもそも何者なのかも不明なこの六兵衛。
浅田さんお得意の、人々の“語り”構成で、六兵衛の事情が明らかになるかとおもいきや、この上巻では、まだほとんど謎のままです。
ただ、“六兵衛”が只者ではなさそうなの...続きを読む
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