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遺作「オールドボーイ」含む短編集。
1986年以降に発表された10作品を収録する“無頼派作家”最晩年の短編小説集。
作者以上の無頼派である棋士・芹沢博文との交流と最期を綴った「男の花道」、中年男が嫁探しをする悲喜劇「男の十字路」、あるいは亡くなり、あるいは落ちぶれてしまったかつてのギャンブル仲間の姿を描いた「男の旅路」、無口だが芯のある男らしい男を描出した遺作「オールドボーイ」といった“男シリーズ”のほか、単行本未収録作品である「赤い靴」「青年」「蜘蛛太夫」「道路の虹」などをまとめた、色川ファン垂涎の一冊。
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本作は色川さんの遺作となった短編集で、晩年に書かれた作品が10編収録されております。作品の主軸となっておりますのは、芹沢博文棋士の最期をそのまま実名で記録した「男の花道」や、かつての無頼仲間のその後を書いた「男の旅路」といった男シリーズでありまして、特に「男の旅路」は、賭博場で知り合った二人が客観的に見れば片方が片方を食い物にし続けていて、その食い物にしていた方が落ちぶれていた事実を、作者はもう片方の近親者に告げるも、そちらも同じような境遇に落ちていたという、救われないと言えばその通りなんですけど何というかこの作者でしか書け得ない内容となっております。また作者は阿佐田哲也名義でこの二人をモデルにしたと思われるギャンブル小説も書いておりまして、そちらはエンタメ向けにかなり脚色はされておりますが、最後の部分に漂うペーソスは本作と同様のものが感じられます。
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小説・文芸
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