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Posted by ブクログ 2021年08月29日
腹が減っては戦はできぬ。経理の視点から見た日本陸軍の意外な側面。
太平洋戦争は技術力もあろうが、物量、補給つまりは国力で敗けたというのが定説。とはいえ具体的な補給、企業と同じくヒトモノカネの動きについてはあまり語られない。
本書は残された陸軍の予算や会計の資料を掲示して、戦争に必要な予算や兵士に...続きを読む
Posted by ブクログ 2021年07月10日
滅茶苦茶面白かった。この視点で陸軍を徹底的に解剖した本は読んだことがなかったので目から鱗の連続で夢中で拝読させていただきました。予算の箍が結構あったことや、階級間での凄まじい給与差や関特演の途轍もない無駄使いや缶詰の件、「日本酒の手入れ」、山下奉文に始まる原価計算のあれこれ等々、好事家にはたまらない...続きを読む
Posted by ブクログ 2022年03月11日
あまり聞いたことのない話がたくさん載っている本でした。
「兵器価格は生産原価を基礎に、類似品の生産価格や従来の統計値、経験等に基づいて定価を算出し」て陸軍大臣が認可し、「兵器価格表」などを作成していたという。
現在価値に換算すると
鉄帽48,000円
三八式歩兵銃45万円
九九式軽機関銃675万円...続きを読む
Posted by ブクログ 2021年07月15日
普段、軍事作戦や政治介入の観点から主に叙述される日本陸軍を経理の視点から見てみるという切り口の面白い本。
専門性の強い分野なので、網羅的では無く、読者が飽きないようにわかりやすいテーマから説明している。
例えば、大蔵省とのバトル、日用品の単価、関特演を予算から見ると動員と、動員先での維持経費で現...続きを読む
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