深い河 新装版

深い河 新装版

858円 (税込)

4pt

愛を求めて、人生の意味を求めてインドへと向かう人々。自らの生きてきた時間をふり仰ぎ、母なる河ガンジスのほとりにたたずむとき、大いなる水の流れは人間たちを次の世に運ぶように包みこむ。人と人のふれ合いの声を力強い沈黙で受けとめ河は流れる。純文書下ろし長篇待望の文庫化、毎日芸術賞受賞作。

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深い河 新装版 のユーザーレビュー

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感情タグBEST3

    Posted by ブクログ

    インド旅行の予習として読破。ほぼキリスト教の話で予習としての意味は殆どゼロだったが、それにしてもいい小説だった。

    ホテルの名前を告げてタクシーに乗ったが、結婚式で道が塞がっていて一向に到着しない。焦れて式場の名前を運転手に尋ねると、運転手は悪びれもせずに、目的地のホテルの名前を言った、みたいなエピ

    0
    2025年10月30日

    Posted by ブクログ

    何度も読み返す。皆、それぞれに背負うものがあり、そのすべてを深い河が包み込んでいく。善と悪が二項対立ではない、生きることを許されると感じる本。

    0
    2025年07月21日

    Posted by ブクログ

    妻の死後、磯辺の回想に揺さぶられて少し泣けた。

    全てを受けいれるガンジス河を前にして、
    各登場人物が自分と向き合っていく過程に胸打たれる。
    『玉ねぎ』について、実直に、純朴に、不器用に向き合い、イエスの真似事をした大津のラストは衝撃だった...

    何度も読み直して自分なりの理解を深めたい一冊です。

    0
    2025年04月18日

    Posted by ブクログ

      
    それぞれに苦しみを抱えてインドを訪れた人々が、ガンジス河を前にして自らの過去と向き合う。
    生も死も、善も悪も。祈りと共に全てを流してゆく人間の河。

    生きること死ぬこと、輪廻、赦し…
    現代にも通じる普遍的な問いを扱った何十年も前の小説から何の違和感もなくメッセージを受け取ることができて、時代を

    0
    2025年02月08日

    Posted by ブクログ

    インドに行きたい!!
    相反するものが全て同一の場所にあるような感じ。
    一気読みした。強く心が動かされた。

    0
    2025年02月08日

    Posted by ブクログ

    小説ってこういうものだ、と思う。登場人物の抱える人生はそれぞれ重く、尊い。1984年インディラ・ガンディーが暗殺された年のインド。今よりも混沌していたのか、今も変わらず混沌としているのかは分からないが。その混沌としたインドで、キリスト教について考え、愛について考える。ヨーロッパではなく、インドという

    0
    2025年01月06日

    Posted by ブクログ

    宗教というものは
    人を救うためにある

    しかし
    現在のイスラエル紛争のように
    戦争を引き起こすのもまた宗教

    人を救うための宗教によって
    多くの罪なき人々が死んでいく
    これほど理不尽なことはない

    日本は世界から
    仏教国と認識されているが
    自分がそうであるように
    熱心な仏教徒はほぼいないだろう

    0
    2024年11月17日

    Posted by ブクログ

    某所読書会課題図書:考えさせられるストーリーだが、キリスト教に対する日本人の様々な思いが詰まっていると感じた.磯部、美津子、沼田、木口、大津の主な登場人物の中で大津の生き方が、宗教としてキリスト教を厳しく捉えたものと思った.プロテスタントのクリスチャンである小生が見ても、大津の真面目さは特筆できるも

    0
    2024年11月12日

    Posted by ブクログ

    文句なしの星5つ。
    ツアー旅行でインドに来た、心に闇を抱えた人々の群像劇。

    宗教って役立つ事もあると思うが、残念ながら完璧ではないし絶対でもないと思う。真面目な人ほど深みにハマって傷ついてしまうのかもしれない。

    一神教と日本人の親和性の低さが印象的であった。

    0
    2024年10月19日

    Posted by ブクログ

    オムニバス形式で様々な登場人物がガンジス川を通じて、自身の人生について鑑みるという作品。
    清濁併せ呑むガンジス川に、遠藤周作は善悪観念が曖昧模糊な日本を見出したのかもしれません。
    ラストはあっけなさが気になりました。え、ここで終わりってなりました。笑でも、それを差し引いても濃密な群像劇を味わえた名作

    0
    2024年08月17日

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