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学業優秀なリケジョだったが、融通がきかず就活を連敗していた「ひぐま」こと樋口まりあ。そんな彼女が秘書として食品商社「コメヘン」に入社して2年目の冬――。持ち前の生真面目さが愛され、徐々に周囲の協力も得られるようになった。10歳年下のイケメンバーテンダーと結婚していて、妙に鋭い総務部の山本梢や、かわいいのになぜかモテない営業部の野島樹実香と食べる弁当ランチも楽しい。本業の秘書業務に加え、社長の来客にふるまう手料理にも、少しずつだが自信をつけてゆく。そして、「奇跡の小麦粉」と呼ばれるキタノカオリで調理するうちに、初めての恋の予感も!?
ほっこりおいしい、だけじゃない。名作『100年たったら』の著者が贈る心癒やすごほうび小説。
【目次】
小松菜の元気なきな粉和え
ボルシチは祖母の味
恋と起業のにんじんケーキ
米良し、水良し、出会い良し
イケメンシェフの和風ニョッキ
もちじゅわ 中華まんの奇跡
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Posted by ブクログ
「ひぐまのキッチン」シリーズ第3弾。
“ひぐま”とは、樋口まりあの愛称。
まりあが「コメヘン」に入社して二年目になった。
前回は、コメヘンの40周年記念の『食フェス』で締めくくられた。
まりあは企画会議のリーダーを任され、大任をやり遂げて“大団円”で終了!な雰囲気だったが、そこで終わりでは無かった。
今作は、「慣れてきた頃が一番危ない」と言われる時期だろうか?
まりあの料理の腕が格段に上がってきたということは周囲の認めるところ。
でも、本人は相変わらず自信が持てない。
それが故なのか、お客様にごはんをお出しするなら「なるべく簡単な料理で済ませたい」と考えるところが、なんだか手を抜きたがっているのでは?と、ちょっと思ってしまう。
しかし一方で、「やらなくてはいけない」と思う真面目さと、「(料理を、材料を)作って比べてみたい」という科学的探究心も強い。
それが、まりあの「強み」なのかも。
新人だから、と甘い点を付けられる時期はすぎた。
まりあ自身の眼で、周りを見極めていくときになったのだろう。
『小松菜の元気なきな粉和え』
「思い出の味」を知っていて出すのはやりすぎではないか?
おもてなしは、個人の内面のどこまで踏み込むのかと悩む。
『ボルシチは祖母の味』
やってみたら意外に簡単だった。
「時間が解決してくれること」
『恋と起業のにんじんケーキ』
ピーターラビットの隠れトリビア!(笑)
まりあが、何かを突き詰めて調べなくてはならないのは、科学者視点なのかも。
『米良し、水良し、出会い良し』
近江商人の商売の心得。
『イケメンシェフの和風ニョッキ』
まりあの祖母・島津百合のモテモテぶりに驚く。
『もちじゅわ 中華まんの奇跡』
まりあの前任者・小林(旧姓・吉沢)ゆかりが突然の来社。
「中華まんが食べたい、まりあ手作りの」
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小説・文芸
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