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作家たちにとって戦争とは何だったのか。
戦中、戦後の5年にわたる日記から作家たちの喜びと悲しみをあざやかに読み解く。
永井荷風、高見順、伊藤整、山田風太郎らは、日本の太平洋戦争突入から敗戦までをどう受け止めたのか。
勝利に歓喜する者、敵への怒りに震える者、無力感から諦念に沈む者……。
作家たちの戦時の日記に生々しく刻まれた声に耳をすまし、国家の非常時における日本人の精神をあぶり出す傑作評論。
巻末に平野啓一郎との対談を収録。
※この電子書籍は2011年12月刊行の文春文庫を基とした文春文藝ライブラリーを底本としています。
Posted by ブクログ 2021年04月18日
「山田風太郎の日記を読んでわかったのは、それまで人は読んだ本によって自分の性格や信念を形成すると思っていたわたしの考えが間違いであるということだった。」
著者は冒頭近くでこのように述べている。本書は、タイトルこそ「日本人の戦争」とされているが、副題の「作家の日記を読む」の通り、戦争についての著作と...続きを読む
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