増補 中国「反日」の源流

増補 中国「反日」の源流

1,210円 (税込)

6pt

4.0

「愛国」が「反日」と結びつく不可解な国・中国。この構造は近世史・近代史の過程で形づくられた。1919年、北京の学生運動を皮切りに広がった五四運動は、現代に続くその出発点である。満洲事変をへて日中戦争へ向かうなかで、反日運動は「抗日戦争」と名を変えて最高潮に達した。本書は、日本・中国の近世史・近代史を政治・外交・経済・社会・思想にわたる全体史として描きだすことで、「反日」の原風景を復元し、ナショナリズムの核心にある「反日」感情の構造を解き明かす。古代から現代までの日中関係を俯瞰する論考を増補した決定版。

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    Posted by ブクログ

     「西洋の衝撃」(ウェスタン・インパクト)に対して、東アジアの国々はどう対処したのか。開国から明治維新を経た日本においては、明治以降の近代化の過程として捉えられてきたが、隣国の中国(清朝)では、どうだったのか。 

     本書において著者は、中国と日本の関係について、互いの統治構造や社会構造、経済・財政

    0
    2021年02月01日

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