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経営の真実はミステリーを超える! 平成の30年間に倒れた中小・ベンチャー企業24社の失敗から、 普遍の法則を引き出す。 カメラの「ドイ」、ヘルメットの「昭栄(しょうえい)」、 ファブレス&研究開発型ベンチャーの先駆け「カンキョー」……。 あの有力企業が、なぜ ―― こうするより、ほかなかったのか? 「会社を潰した経営者の告白」5編のほか、社長の苦渋の証言を多数収録。 「倒産というカード」の戦略的な切り方に踏み込む。
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Posted by ブクログ
以前、おなじ趣旨の本を読んでいる。今回はそれと別の案件を扱っている。20の企業が倒産に至った経緯を簡潔に解説している。「他山の石」としてこれらの事例を参考にできる、興味深い内容だった。 故・野村克也氏に「勝ちに不思議の勝ちあり、負けに不思議の負けなし」とかいう名言がある。本書もタイトルは「なぜ倒産...続きを読む」だが、各社とも倒産に至った必然の経緯がある。カリスマ創業者の突然の死去など突発的要因があっても、そこから一気に崩れる経営というのはいずれは破綻する運命にあったと思われる。 まさに「他山の石」。自分は直接経営にまで関わる立場ではないが、日々の自分の業務内にも「積み重ねれば倒産に至る」判断ミスや売上ダウンなどのリスクは常に存在している。大きな「会社の倒産」に繋がる判断ミスの事例を読みながら、自分にも無関係とは言えないと気を引き締めるキッカケになった。
▼平成における倒産史 ■24社に学ぶ平成における倒産事例とそこからの学び 「ドンブリ勘定は× 「早め早めの事業承継 「変化を拒まない 「倒産シミュレーションを事前に (関連法制の理解等) 「経産省の経営者保証のガイドラインを読んでおく
日経トップリーダーに掲載された平成における日本の24社の中小企業の倒産事例をもとにいかにして倒産したかの原因を追究した一冊。 バブル崩壊やリーマンショック、東日本大震災と未曾有の危機が襲った平成の約30年の間に倒産した企業のそこに至るまでの経緯を本書で知り、企業経営の難しさを改めて感じました。 老...続きを読む舗企業、後継者、経営者の暴走、粉飾、幹部社員の離反など様々な事例を知り、以前から倒産に至る火種があったということも感じました。 また、経営者の孤独に寄り添える参謀であったり、助言できる第三者などがいれば違った結末を迎えていた企業もありそうだとも感じました。 該当企業の経営者が当時を振り返るメッセージや巻末にある倒産関連法制の説明と実務上のポイントは参考になりました。 ただ本書を読んで初めは一つの要因であってもそこから複数に絡み合い倒産に至るケースなどが多くあると思いました。 そして、顧客としっかり向き合い時代のニーズにあった商品で勝負することやコスト管理を厳かにしたり、自社の都合の良い経営に走ると綻びが出てくることを感じました。 本書で紹介されている事例を反面教師として企業経営においてやれることを考えさせられた一冊でした。
実際の倒産事例を取材や記事を通じてまとめる。 倒産という事実があって記事をまとめているのでひとつひとつには驚きはなく、「こんなことをやっていたらつぶれるわな」という印象。 現場ではもっと生々しい激しいやり取りがされたはずだがそこまでは読み手には伝わらない。
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