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スポーツ・アウトドア 20位
日本の山には「何か」がいる。
シリーズ累計20万部突破!!山の怪談ブームの火付け役。
山で働き暮らす人々が実際に遭遇した奇妙な体験。
NHKドキュメンタリーで映像化、漫画化、
海外で翻訳化もされたベストセラーがついに文庫化!
秋田・阿仁のマタギたちや、
各地の猟師、
山で働き暮らす人びとから実話として聞いた、
山の奇妙で怖ろしい体験談。
現代版遠野物語。
文庫化にあたり特別版付記「山怪後日談」を収録。
(内容)
山怪の舞台(地図)
はじめに
I 阿仁マタギの山
狐火があふれる地/なぜか全裸で/楽しい夜店/
生臭いものが好き/狐の復讐/見える人と見えない人/
狸は音だけで満足する/消えた青い池/
人魂、狐火、勝新太郎/親友の気配/辿り着かない道/
蛇と山の不思議な関係/汚れた御札/マタギの臨死体験/
叫ぶ者/白銀の怪物
II 異界への扉
狐と神隠し/不死身の白鹿/来たのは誰だ/もう一人いる/
道の向こうに/響き渡る絶叫/僕はここにいる/
謎の山盛りご飯/山塊に蠢くもの/旧朝日村/
出羽三山/鷹匠の体験/奈良県山中・吉野町/
ツチノコは跳びはねる/足の無い人/巨大すぎる狐火/
山から出られない/行者の忠告
III タマシイとの邂逅
帰らない人/死者の微笑み/迎えに来る者/ナビの策略/
椎葉村にて/テントの周りには/幻の白い山/
なぜか左右が逆になる/不気味な訪問者/天川村の事件/
帰ってくる人/固まる爺婆/お寺とタマシイ/飛ぶ女/
帰ってくる大蛇/呼ぶ人、来る人/狐憑き/真夜中の石臼/
狐火になった男
おわりに
文庫特別版付記「山怪後日談」収録
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Posted by ブクログ
山に暮らす現代の人たちの不思議な体験談を聴き集めた物語集だ。帯にある通りまさに現代版遠野物語。起きた不思議をそのまま語る。理屈をつけたり、下手に怖がらせようとしないから話の真実味が増している。さらに訛りが入ってて盛り上がる。
猟師や木こりが山で出会うもの、山男を惑わすもの、土地の老人が教えてくれること、山の学校で起きること。
こういう話はいいよねえ。夕飯の後に、田舎の爺ちゃん婆ちゃんやおじさんたちの話を聞くようだ。死霊とか悪魔とかそんな野暮な相手ではない。相手は山の神、狐、狸、蛇…狐火、小豆研ぎ、ベトベトさん…。そして何より何が起きたかわからないような体験談。ほとんどが21世紀の話なのだ。
Posted by ブクログ
田中康弘『山怪 山人が語る不思議な話』ヤマケイ文庫。
山や里山で暮らし、山を仕事場にするマタギや猟師などの山人が語る摩訶不思議な体験を集めたノンフィクション。既に続巻が刊行されているが、本作は第1弾の文庫化である。文庫化にあたり、書き下ろしの『山怪後日談』を収録。
こうした山や里山で起きる不可思議は先人たちの戒めだったり、自然への畏怖によるものかと思われる。また、所謂田舎ではこうした不可思議が口伝により伝達されるうちにデフォルメされて、物語が形成されるのだと思う。しかし、山や里山には全く理由が解らない不可思議が存在することは事実なのである。
田舎に行くと、①近所の家でしこたま酒を飲んだおんちゃんが帰り道にタヌキに化かされて、田んぼの中で泥まんじゅうを食べていたとか、②気のふれた農家の嫁が我が子を殺害し、カレーにして近所に振舞ったとか、③長らく入院していた親戚が亡くなる間際にお知らせに来たとか、④狐の憑いたかのように、おかしな振る舞いを始めたばあ様を家族が煙で燻し、木の枝で叩いたなど、未だにそういう類いの話を耳にするのだ。
本体価格800円
★★★★★
★★きったん★★
山にまつわる様々な怪異をまとめた本。「遠野物語」の現代版みたいな感じ。昔から語り伝えられ
てきた民話や伝説に近い話もあるが、科学技術の発達した現代でも説明がつかない話もいろいろ出
てくる。やはり山には何かがいる、というのは本当かもしれない。都市部に住んでいると、なかな
か実感がわかないが、実際には日本の国土の7割以上が山地で、殆ど人が住んでいないエリアも多
い。文明の恩恵に胡坐をかき、キツネや火の玉をバカにしていると、とんでもない災厄に見舞われ
そう。自然をおそれ、敬う気持ちを持ち続けたい。
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