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スポーツ・アウトドア 7位
山で働き暮らす人々が実際に遭遇した奇妙な体験。
べストセラー山怪シリーズ『山怪 弐 山人が語る不思議な話』を文庫化。
マップ「山怪の舞台」、解説(千松信也)を文庫化にあたり追加収録。
(内容)
はじめに
山怪 弐の舞台(地図)
第Ⅰ章 胸騒ぎの山
八甲田山/真夜中の行軍/怖いモノは無視せよ!/落ちた火の玉/仏おろし/同じ夢を見る/夢で呼ぶのは/神様の孫/マタギの里で/狸もたまには騙す/蛇に魅入られた男/秋山郷の謎の火/森の大笑い/青い服の女/山の中で聞こえる音は/御嶽神社/大菩薩女/通じなかった祈り/蛇の鳴き声/駆け巡る笑い声/まとわりつく鈴の音/鷹が見たもの/闇に笑う男/犬を入れた訳/降りてくる山の神/山盛りの内臓/霊感は伝染する?/昨日の友達
第Ⅱ章 彷徨える魂
切りたくない木/峠に集う者/続・楽しい夜店/山の日の出来事/二度と行かない小屋/白日の火の玉/狐の嫁入り/座敷わらし/幻の巨大石塔/止まるチェーンソー/最新科学と交差する謎/天に昇る煙/小さな帽子/線香のにおい/悪いモノ/見知らぬタツマ/虫捕り/立ち上がる光柱/ミミズ素麺/山寺の騒ぎ/オオカミと蛇/十津川村/行者の世界/チャクラ全開の人/回峰行/遭難者が見たモノ
第Ⅲ章 森の咆哮
軽トラの待ち伏せ/行ってはいけない/消えた友人/黒い山/一人だけに聞こえる/不気味な声/手相見の警告/おろちループ/呪い神/拝み屋と憑きもの封じ/ヒバゴンの里/爺婆の茶飲み話/神船/良くないモノ/エクソシストと丑の刻参り/森とみそぎ/遍路ころがし/大蛇は寝ている/招くモノ/悪狸/犬神家/ヤマミサキ/婆と侍/雅な調べ
あとがき― 怪異との付き合い方
文庫版のためのあとがき
解説 呼び起こされる、豊かな暮らしの記憶 千松信也
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Posted by ブクログ
田中康弘『山怪 弐 山人が語る不思議な話』ヤマケイ文庫。
今月のヤマケイ文庫は、山の不思議を集めた作品が3冊も同時刊行と何とも贅沢。
『山怪』の第2弾。今回も数ページの山と山里の怪異掌編が多数収録されている。事件の現場となった山に見る幽霊、火の玉に狐火に、山中で聞こえる謎の声、狸や狐に化かされた人、大蛇に座敷わらしにヒバゴン。山と山里は怪異や不思議の宝庫なのだ。
似たような話が多数並ぶ。多くの怪異は田舎の噂話が人から人へと伝聞されて、地理的範囲も次第に拡がっているのではなかろうか。例えば本作に収録されている『ミミズ素麺』。岩手県南でも似たような話を聞いたことがある。ある日、山里の集落で酒を伴う寄り合いがあった。寄り合いも終わり、御開きになるが、一人の呑兵衛爺さんがなかなか家に帰って来ない。心配した家人が探しに行くと、爺さんは田んぼの中に座り込み、何やら話ながら泥団子を食べていたという。狸か狐に化かされたのだろう。おっと、この逸話は前作のレビューにも書いていた。
座敷わらしなどは、岩手県遠野市や二戸市の金田一温泉が有名だし、エクソシストや祈祷師の話なども、同じ岩手県南の一部の地域には、今でも悪魔祓いという風習が残っているし、よくぞ似たような話が全国各地にあるものだと思う。
本体価格800円
★★★★
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