現在、世界にある君主国は二十八。その中で最古の歴史を誇る皇室は、他の王室、そしてすでに王室を失ってしまった国々からも、深い敬意を向けられている。それは長い歴史に加え、先の天皇をはじめとする皇族の人間力によるものであり、日本外交にも大きく寄与してきた。皇室という外交資産は、新たな令和の時代にどう生かされるのか。これまでの歩みはどう受け継がれていくのか。歴史的エピソードに照らして考える。
Posted by ブクログ 2019年12月30日
11月14日夜、東京都千代田区のJR東京駅・丸の内駅前広場で大嘗祭に反対する集会があった。
11月14日深夜から15日未明にかけて行われるたった一夜限りの大嘗祭のために、27億円もの税金を使うことに対してのデモだという。
ネットでは、9月に千葉を襲った台風・停電被害への国の対策費である12億円と...続きを読む
Posted by ブクログ 2021年10月11日
皇室エピソード集。オランダとのいさかいはこの本のおかげで知ることができた。
各国とのエピソードは読み物として面白かったもののこれらを踏まえてだから世界で尊敬されるのか納得!とはならず。
(当方の前提知識が足りなかったのかも。)
ただ、各国との外交において皇室が重要な外交資産であるというのはなんとなく...続きを読む
Posted by ブクログ 2021年02月17日
政治的外交とは全く違う、皇室外交の重み。
んで、なんつうか、それを担う陛下を初めとする皇室の方々が、いかに「日本」を体現なさっておられるか。
おれにゃ、無理だな。
日本に皇室があることは、幸せなのである。
皇室がなくなれば、おそらく、日本ではなくなる。
その辺のことをもっときちんと議論すべきなの...続きを読む
Posted by ブクログ 2019年11月11日
皇室が貴重な外交資源だというのは、本書を読めばよくわかる。
トランプのようなビジネス重視の考え方でも、皇室を維持したくなるだろう。
民主主義の国が増える中、王制を採る国が減り、現在では30に満たないという。
その中で、国民からの敬慕の対象となっている我が国の皇族のあり方に注目する王家があること...続きを読む
Posted by ブクログ 2020年05月14日
意外と知らない、皇室の外国との関係が事実ベースでいろいろ書いてあって興味深い。
確かに、日本の場合、ちょいちょい変わってしまう首相より、うん十年代替わりしない天皇(皇太子時代から関係を築けると思えばそれこそ長い)は、王室同士などであれば、相当他国と仲良くできるのも事実だな、と素直に思った。
筆者は...続きを読む