謎の漢字 由来と変遷を調べてみれば

謎の漢字 由来と変遷を調べてみれば

880円 (税込)

4pt

3.9

スマホやパソコンでは、嬲、娚、娵、啌、鯲、蟶、妛といった不思議な文字を打つことができる。しかし、いったいどう読むのか、何に使うのか――。これらの漢字の由来を徹底調査。また、江戸時代の五代目市川團十郎が先代「海老蔵」を憚って自分はザコエビだから「鰕蔵」と称したという説を検証する。さらに「止めるかはねるか」等、テストの採点基準を科挙にさかのぼって大探索。漢字の不思議をめぐる楽しいエッセイ。

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謎の漢字 由来と変遷を調べてみれば のユーザーレビュー

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感情タグBEST3

    Posted by ブクログ 2023年01月09日

    良書。論文めいた言い回しも散見されるが、内容がよく整理されているため読みやすい。仕事柄「謎の漢字」に触れる機会が多いため、取り上げられる漢字のあれもこれも身近に感じられて大変面白く読めた。

    0

    Posted by ブクログ 2019年10月03日

    笹原先生がエッセイ!とな?
    一見、いつもの、これまでの笹原さんの新書といった感じがするが…。
    うん、たしかに「麩菓子」と「竹輪麩」を「逸品だと思う」と言ってみたり、子供を資料館の外で待たせておいて調査に勤しんだりよいった、ちょっとした身の上話が出てきたのが新鮮かな?

    三つの内容からなる。

    第一は...続きを読む

    0

    Posted by ブクログ 2017年08月18日

    全き知らない世界で、興味もなかったのですが、普段使うことがほとんどないレアな漢字が地名に由来することを知りました。日本国中の地名を調べ上げ、漢字を拾っていった人々の苦労と熱意が伝わってきます。

    0

    Posted by ブクログ 2017年05月26日

    『スマホやパソコンでは、嬲、娚、娵、啌、鯲、蟶、妛といった不思議な文字を打つことができる。』
    この「嬲」は「嫐」でないと本文の意を汲まない

    この紹介文にもある「妛」の様な幽霊漢字は有名な謎だったが、それ以外にも盛りだくさん
    笹原先生の研究の経過の一端が実況形式で見えてくるつくりであるが、その分「鰕...続きを読む

    0

    Posted by ブクログ 2019年05月19日

    正しくは読み終わっていない。第三部の科挙の話がちんぷんかんぷんで読み飛ばしてしまった…。簡単に読める本ではなかったね。
    「令和の令の字をどう書くか」という時事的なことへのアンサーもあっておもしろかった。正しい漢字とは何なのか、正しい書き方とは何なのか、というかことを考えたいと思う。
    あとこの感想をス...続きを読む

    0
    ネタバレ

    Posted by ブクログ 2017年09月14日

    書肆で見かけて、是非読んでみたいと思っていた。3部構成で、特に第一部が興味を引いた。JIS漢字の由来は昔の地名にあったということ。多くの名字は地名に由来するわけだから、地名・名字というのはJIS漢字の、特にほとんど見かけない字の出典ということになる。

    0
    ネタバレ

    Posted by ブクログ 2017年10月12日

    <目次>
    第1部  日本の地名・人名と謎のJIS漢字
    第2部  海老蔵は鰕蔵か
    第3部  科挙と字体の謎

    <内容>
    第1部の日本のみで使われる「国字」を追っかけたもの。第2部は、漢字から「市川海老蔵」家の歴史を追っかけたもの。第3部は、漢字の本家、中国の漢字の使われ方を「科挙」から追っかけてた労作...続きを読む

    0

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