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「倒幕」と「年貢半減」を目指す小島四郎は、江戸で「青雲隊」を結成。後に京に上って、薩摩藩の西郷吉之助(のちの隆盛)と面会し、江戸の攪乱を頼まれる。四郎は江戸に戻り、相楽総三と名乗って江戸周辺で強盗・放火を繰り返す。とどめは庄内藩襲撃と江戸城放火。幕府側の反撃に遭い京へ落ち延びるが、東征隊の先鋒隊に任じられ「赤報隊」と命名する。だが東山道を進む途中、自隊が「偽官軍」と呼ばれているとの情報が……。
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Posted by ブクログ
近年、原田伊織『明治維新という過ち』が発表されてからというもの、明治維新は日本を変えた正義の大革命ではなく、薩長、特に薩摩による血なまぐさい謀略だったと多くの人が知るところとなっている。そのあおりを受けてか、相楽総三も、「ニセ官軍の汚名を着せられた悲劇のヒーロー」から、「西郷の手先となって江戸の街...続きを読むを荒らしたスパイ」へと扱いが一変してしまったようだ。 その相楽総三の人物像に一石を投じるのが本書。やはり特筆すべきは、彼の思想の根っこに農民への深い同情、もっと言えば共感があり、「年貢半減」というほとんど唯一と言っていい彼の主義主張は、これに根ざしていた……という設定だろう。 相楽総三が安藤昌益の影響を受けていたというのは脚色だと思うが、郷士という中途半端な身分を使った見事な創作であり、これが本書で描かれる彼の生涯にはっきりとした色彩を与えている。やや作者のアナーキズムを託し過ぎな感は否めないものの、歴史という道の路傍に打ち捨てられたひとりの志士の生涯を、爽やかに描ききった佳作だというのが、率直な感想である。
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