白鳥随筆

白鳥随筆

1,771円 (税込)

8pt

3.0

「すべて是路傍の人であると思いながら、すべて無縁の人であると思いながら、私はその感じに終始していないで、路傍の人々と一しょに闘技場に出ているのであろう」究極のニヒリストにして、八十三歳で没するまで文学、芸術、世相に旺盛な好奇心を失わず、明治・大正・昭和の三時代にわたって現役で執筆を続けた正宗白鳥。その闊達な随筆群から、単行本未収録の秀作を厳選。

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白鳥随筆 のユーザーレビュー

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感情タグBEST3

    Posted by ブクログ

    するする読める白鳥の随筆集。面白かった!
    明治後半~昭和初期にかけての、白鳥の視線から見た文壇(+出版社)の動向回顧が興味深い。文学だけでなく新派や歌舞伎、美術など芸術全般に対して貪欲に吸収しつづけた白鳥、でもどこか一歩引いたところから物事を眺めているようなニヒルなスタンス。どの随筆も媚びた感じのし

    0
    2018年05月29日

    Posted by ブクログ

    ネタバレ

     随筆を通して、正宗白鳥の好きなもの、嫌いなもの、価値観、思考、そんなものを追える。だいたいニヒル、時々ぐっさり、結構流されやすいというのか、ごりごり頑固ではない印象。やっぱり変わり者とは確信する。
     自分の作品や生き方に自信や誇りはなく、でもそれを卑下しながらもすーっと書いてるから、驚きながらも読

    0
    2018年04月29日

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