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Posted by ブクログ
望郷編を収録。
地球が人口爆発を起こして、住む場所がなくなって…というのが一昔前までの未来予想だった。
しかし現代の日本は、人口が減少していく現象に直面している。この点に関しては、作者が当時の時代背景や危機感から自由ではなく、作者の予想ははずれたと言わざるをえない。
ところが、この望郷編で提示されているものはそのことだけではない。すなわち、地球という惑星が存在する奇跡、というものを作者は示しているのである。
普段私たちは、自分が「地球という星に生きているということ」自体に幸せを感じることはない。確かに、時には大自然の壮大さに感動することはある。しかしその感動は、こんな景色を見ることができる地球に生まれてよかった、というものであろうか。そうではないであろう。そういった感動は、この地球に私たちが存在できることが当たり前であることを大前提としているのである。
作中で、主人公は宇宙を旅することになるが、その旅の途中何度もなんども地球に似た惑星に立ち寄る。しかしその似た惑星のすべてが、本物の地球ではないのだ。似ている星はあれども、主人公にとっての本当の故郷は、地球しかないのである。
この地球に生まれた自体が奇跡であること。そのことに気づくことができる作品だと思う。
Posted by ブクログ
僕が初めて読んだ手塚治虫作品は、『火の鳥 異形編』でした。当時小学校低学年だった僕にとっては、『火の鳥』は怖い作品、そして大人の漫画として印象づけられ、その後、そのスケールの大きさに圧倒されながらも読み漁ったものです。
日本人はなぜこんなに漫画が好きなのか、外国人の目には異様にうつるらしい。なぜ外国の人はこれまで漫画を読まずにいたのだろうか。答えの一つは、彼らの国に手塚治虫がいなかったからだ。
1989年2月10日、手塚治虫が亡くなった翌日の朝日新聞・天声人語のこの一節を、彼のライフワークであった『火の鳥』を読み返すたびに思い出します。
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少年・青年マンガ
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