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本作は、先生の人気作のひとつ『部活の後輩に迫られています』(ビーボーイ編集部)のスピンオフ作品。今回も男同士の不器用なモダモダが宇宙一素敵に愛らしく描かれています!
『部活の〜』ではしっかり者だった牧野が就活に失敗したせいでだめ〜でめんどくさい子になっていて、それを守谷・吉武カップルがヨシヨシするという1巻プロローグだけで、もうかわいさで胸がいっぱいになります……。『部活の〜』既読勢には、あの男子高校生たちが立派な社会人(牧野除く)に…という感動も。
モンペ2人に見送られて、やっと決まった仕事の赴任先である東北の田舎町にやってきた牧野は、清宮という地元のゲイ男性と友人になるのですが、ノンケ特有の無神経さと人生にテンパっているがゆえの暴走で、彼を振り回してやらかしまくります。学生時代の面影ゼロでオロオロする姿は、さながら生まれたてのひよこ、母親とはぐれた子猫、庇護対象の地区代表といった様子。
世話焼きゲイの清宮としては、弱りきった牧野をかまっているうちに、彼を意識せざるをえなくなっていくのですが、当の本人はのんきに友人としてグイグイ距離を詰めてくる――この全く噛み合わない2人が時間をかけて気持ちを同じくしていく過程こそ、まさに恋。読んでいる間はずっと顔がニチャアしっぱなしで、口からは「あーかわいい」という鳴き声しか出てこなくなるので気をつけてください。
プロローグだけでなく物語の節々にも登場する、守谷と吉武のモンペっぷりにもほっこりします^^
Posted by ブクログ 2018年08月24日
何でも上手いことこなして来た人間が就活失敗で歯車が狂って何もかも上手くいかなくなっちゃう。でもそこで、優しくしてもらったり、ケンカしたり、からかわれたりしてゆっくり元に戻っていく様が面白かった。
そしてきっと弱っていなければ福くんのジャックナイフの餌食になっていたんだろうな…上手いこと話作るな〜と。...続きを読む
みっともないシーンて、共感性羞恥で読みたくなくなることもあるんだけど、この作者さんのだと割と平気で読める。なんでかなー。いい感じに大袈裟だからかな。
こういうふうにみっともなく縋るって人生で一度あるかないか。いいよね。
悩んでいる牧野の頭の中は大変なことになってて面白かった。
福と清宮の出会い、清宮のトラウマと過去から見えることも。
それにしても牧野が鈍感すぎる。目が離せないんだろうけど恋に変わったのはいつだったのかな。
いい具合にもだもだしていてテンポもいいし、話の本筋とは関係ない部分(吹き出しに書かれていないセリフとか、擬音とか、キャラの設定とか)がとにかく楽しい。受けがただ受け身ではない話が好きなので、牧野がどんどん受け身ではなくなっていくところもいい。
牧野がだんだん自分の気持ちを自覚してきて、すれ違ったり無自覚にそんなことしちゃうのかよ‼︎と突っ込みたくなたり終始キュンキュンします、福くんの存在もすごくいいなぁ(*´-`)
牧野がどんどん普通の人らしくなっていく葛藤の描写も素晴らしいです、なんか生きるやる気が湧きます(笑)
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