ヤマケイ文庫 白き嶺の男

ヤマケイ文庫 白き嶺の男

704円 (税込)

3pt

4.0

山岳会の新人山行として冬の八ヶ岳縦走に参加した加藤武郎。山岳会の常識にとらわれない彼の行動に、リーダーは戸惑い、怒りを覚えるが、その夜、猛吹雪がふたりを襲う――(白き嶺の男)。
『新編 単独行』から『単独行者(ルビ・アラインゲンガー)』に連なる不世出の登山家・加藤文太郎(1905年~1936年)の魂を継いで、南アルプスの渓谷や冬の北アルプス・滝谷、そしてヒマラヤの高峰を舞台に谷甲州が描く「もう一人の加藤の物語」。
1996年度新田次郎文学賞受賞作。

●白き嶺の男
●沢の音
●ラッセル
●アタック
●頂稜(スカイライン)
●七ッ針―山岳ホラー
●ヤマケイ文庫版あとがき(13頁)

※八ヶ岳、滝谷が舞台の「白き嶺の男」「ラッセル」については地図を追加。

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ヤマケイ文庫 白き嶺の男 のユーザーレビュー

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感情タグBEST3

    Posted by ブクログ

    谷甲州『白き嶺の男』ヤマケイ文庫。

    1996年度新田次郎文学賞受賞作がヤマケイ文庫から待望の復刊。谷甲州の山岳小説は大変面白く、殆どの作品は読んでいるのだが、この作品だけは未読だった。

    日本は空前の登山ブームらしい。山の怖さを知らぬままに見よう見まねで無謀な登山を敢行する人たちが増えたためか年間

    0
    2018年06月23日

    Posted by ブクログ

    京都旅行中に恵文社の山岳文庫コーナーで発見。
    新田次郎好きなので即購入。
    もうひとりの加藤、加藤武郎を軸にストーリーが展開。
    白き嶺の男、沢の音、ラッセル、アタック、頂稜。
    舞台も、八ヶ岳から、北アルプス、そしてヒマラヤへ。

    これ、長編で読みたいな…。再編希望。

    七ツ針 山岳ホラー は個人的には

    0
    2020年03月04日

    Posted by ブクログ

    谷甲州さんの山小説はホントにピンとくる。加藤文太郎への共感度が似てるからなのか。解説も熱意が伝わる良い文章だった。

    0
    2018年09月24日

    Posted by ブクログ

    強烈な個性を持つ登山家の、登山家としての成長を追って書かれた短編集。

    私は登山経験はなく、今後も本格的登山をすることはない。たまに山岳小説を読んで思うのは、こんなに苦しい思いをして、登山家は何を得ているのだろうか?ということ。
    きっとそこには、登山小説には書かれない、文字に書き起こすことはできない

    0
    2019年10月28日

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