定本 葉隠〔全訳注〕上

定本 葉隠〔全訳注〕上

ビジネス・実用
1,815円 (税込)

9pt

4.0

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武士のありかたを説いた教訓・箴言の名著。主君の死に際して出家隠棲していた山本常朝の草庵に、職を解かれて生きる道を見失った田代陣基が訪れたことで、『葉隠』は生まれた。陣基は常朝を武士道の師と仰ぎ、宝永七年(1710)から七年にわたる聞書が始まる。全十一聞書から成り、およそ1344項の長短の説話が収められた。上巻には、「武士道と云は死ぬ事と見付たり」を含む『葉隠』の根幹をなす聞書一・二と、常朝の教訓を裏打ちした鍋島藩の歴史・家風についての知見を語った聞書三・四を収録。新出の小山信就本を底本とした原文に、詳細な注と従来にない正確な現代語訳を付した決定。

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定本 葉隠〔全訳注〕 の一覧

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1~3件目 / 3件
  • 定本 葉隠〔全訳注〕上
    1,815円 (税込)
    武士のありかたを説いた教訓・箴言の名著。主君の死に際して出家隠棲していた山本常朝の草庵に、職を解かれて生きる道を見失った田代陣基が訪れたことで、『葉隠』は生まれた。陣基は常朝を武士道の師と仰ぎ、宝永七年(1710)から七年にわたる聞書が始まる。全十一聞書から成り、およそ1344項の長短の説話が収められた。上巻には、「武士道と云は死ぬ事と見付たり」を含む『葉隠』の根幹をなす聞書一・二と、常朝の教訓を裏打ちした鍋島藩の歴史・家風についての知見を語った聞書三・四を収録。新出の小山信就本を底本とした原文に、詳細な注と従来にない正確な現代語訳を付した決定。
  • 定本 葉隠〔全訳注〕中
    1,716円 (税込)
    山本常朝の強烈な教えに心を衝き動かされた田代陣基は、武士のあるべき姿の実像を求めて、膨大な語りと書付から『葉隠』をまとめあげた。中巻には、常朝の直接の主君、鍋島藩二代藩主光茂の事跡を記した聞書五と、優れた藩士の事跡を集めた聞書六・七を収録。
  • 定本 葉隠〔全訳注〕下
    1,925円 (税込)
    享保元年(1716)九月十日、『葉隠』はついに完成。山本常朝と田代陣基の邂逅からほぼ六年半の歳月が経過していた。その間、陣基は武士たるものいかにあるべきかを求めて煩悶し、膨大な語りと書付のなかを彷徨い格闘を続けてきた。下巻には、さまざまに躍動する鍋島武士たちを活写した聞書八・九と、武田信玄、徳川家康、伊達政宗など他国の名だたる武将たちの縦横無尽の活躍を論評した聞書十、そして、これまでに漏れた重要な教訓や挿話を改めて多数取り集めた聞書十一を収録。常朝の語った真の武士の姿の全貌が、ここに陣基の手によって明らかにされる。全三巻完結。

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定本 葉隠〔全訳注〕上 のユーザーレビュー

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    Posted by ブクログ

    武士道は死ぬことと見つけたり 武士には死ぬ覚悟が必要であると解いています。幕末をリードした鍋島藩の教え

    0
    2021年05月01日

    Posted by ブクログ

    ネタバレ

    葉隠。武士の心構えから日常の振る舞いなどについて書いてある。現代にも役立つ処世訓も含まれている。逆説的だが安楽に余生を全うするための参考に。

    武士道と云は、死ぬ事と見付たり。二つ二つの場にて、早く死ぬかたに片付くばかり也。「図に当ぬは犬死」などと云事は、上方風の打上たる武道なるべし。二つ二つの場にて、図に当様にする事は不及事也。常時死身に成りて居る時は、武道に自由を得、一生落度なく家職を仕果すべき也。

    朝は七時に起き、日行水、日さやかけ、食は日の出に給べ、暮れより休み被申候。→七つ時(午前四時頃)

    士は、喰はねども空楊枝。内に犬の皮・外は虎の皮。

    火急の場にて人に相談も不成時、分別の仕様は、四誓願に押し当ててみれば其儘分るる也。立ち越えたる事はいらぬ也。

    主人に諫言をするに色々有べし。志の諫言は、脇に知れぬ様にする也。御気に逆ぬ様にして、御曲を直し申す者也。

    諫言の仕様が第一也。「何も角も御そろひ被成候様に」と存じて候て申上げ候へば、御用ひ不被成却て害に成る也。「御慰みの事などはいか様に被遊候事も不苦候。「下々安穏に御座候様に、御家中の者御奉公に進み申し候様に」と被思召候へば、下より「御用に立ちたし」と存じ候に付き、御国家治まる儀に候。是は御苦労に成り申す事にても無之候」と申上候は、御心得可被遊候。諫言・異見は和の道、熟談にてなければ、用に不立候。屹と仕り候申し分などにては、当たり合ひに成りて、安き事も直らぬもの也。

    下々の者が安穏で御座います様に、ご家中の者が御奉公に進み申します様にとお思いになられますと、下から御用に立ちたいと存じますため、御国家が治まるのです。これは御苦労になり申すことでもありませぬ。と申上げますならば、御心得遊ばされましょう。厳しく致します申し分などでは、ぶつかり合いになって、簡単な事も直らぬものである。

    世に教訓する人多し。教訓を悦ぶ人寡し。まして教訓に從ふは稀也。道を知れる人には、何卒馴近付て教訓を請くべき事也。

    名利薄き士は多分えせ者に成りて人を謗り、高慢して益に立ず。名利深き者には劣る也。今日の用に立たず。

    皆人気短か故に大事を成らず、仕損ずる事有り。いつまでもいつまでもとさへ思へば、しかも早く成るもの也。時節はふり来るもの也。今十五年先を考へて見給へ。さても世間違ふべし。段々下り来り、金払底すれば銀が宝となり、銀払底すれば銅が宝と成るが如し。時世相応に人の器量も下り行く事なれば、一精出だし候はば、今の生ひ立ちには劣るまじき事也。すれば十五年過ぎて丁度御用に立つ也。十五年などは夢の間也。身養生さへし居れば、しまり本意を達し、御用に立つ事也。名人多き時代にこそ骨も折る事也。世間一統に下り行く時代なれば、其中にて抜け出るは安き事也。

    佞人出頭の時か、また上に悪事有之時、多分構はぬ者までも気すさびして、欠び気色に成り、精を不出、沙汰・評判ばかりするもの也。斯様の時、第一口を慎むべし。ここに眼の付け所有り。左様に致し候時は、殿は何と可被成哉。斯様の仕難き時こそ、一入精を出してよき様に仕て上げ申すはず也。古き家は佞人幾人出て来候ても、上に悪事何ほど有りても、十年より内に崩るるものにてなし。二十年も続き候はば危なき事も有るべし。ここを吞み込みて、左様の時分、十年より内に仕直し、御家抱き留めて上げ可申すと可存事也。身にかからぬ者までも早気草臥(きくたびれ)して、不宜事(よろしからざること)をそそめき廻り、御家中籠に成りうそそけ候故、世上へも洩れ聞こえ十年より内に崩るる也。悪事は内輪から多分云崩すもの也。総じて人の上の悪事を憎まぬが良き也。いらぬ所に敵を持ち、害に成る事有り。悪人もこの方を頼む様にして、折を以てよき様に仕成して可遣事也。


    私何も望み無之候。蒟蒻を一生食べ申したく候。御懇に被仰下事に候間、此望み御叶へ被下候へかし」

    0
    2019年03月30日

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