トウガラシの世界史 辛くて熱い「食卓革命」

トウガラシの世界史 辛くて熱い「食卓革命」

ビジネス・実用
1,155円 (税込)

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比類ない辛さが魅力のトウガラシ。原産地の中南米からヨーロッパに伝わった当初は「食べると死ぬ」とまで言われた。だが、わずか五百年のうちに全世界の人々を魅了するに至った。ピーマンやパプリカもトウガラシから生まれた。アンデスの多様な野生トウガラシ、インドのカレー、四川の豆板醤、朝鮮半島のキムチ、日本の京野菜……。各地を訪ね、世界中に「食卓革命」を起こした香辛料の伝播の歴史と食文化を紹介する。

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トウガラシの世界史 辛くて熱い「食卓革命」 のユーザーレビュー

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感情タグBEST3

    Posted by ブクログ

    表紙をめくると、目にも鮮やか、口が熱くなりそうな写真が飛び込んでくる。
    真っ赤で辛くて美味しいトウガラシ。
    これは一体どこでう前、どのように広がり、どう使われてきたのか。
    小さいけれどすこびる(すこぶる)衝撃的なトウガラシの旅へ!

    トウガラシの生まれは中南米。
    どうもそこらへんに生えていたものらしく、今でも野生種が残っているという。
    大航海時代を経てヨーロッパに伝わったばかりの頃、彼らはこう言われていた。
    「食べると死ぬ」と。
    しかしそんな「死」を連想させる彼らは今ではカレーになくてはならないもの、ブータンではこれ抜きなんて考えられない、韓国では生活の一部となって私たちの舌をヒリヒリさせている。

    辛い辛い、でもつい食べてしまう。
    動物たちの中でもこんなへんてこな好みを持つのは我ら人間だけ.....ではないのだ。
    なんと鳥はパクパクとついばむのだそう。
    なぜなら、鳥たちは辛さを感じないからなのだそう。
    食べられて遠くまで運ばれ種を増やすことができる上に発芽率も上がるということだ。
    生命の不思議!

    この唐辛子の辛さを測定したいと思った人がいた。
    名をウィルバー・スコヴィルと言う。
    舌で感知できなくなるまで薄めて味わうという極めて単純な方法ながら、スコヴィルという単位を生み出し、機械測定できるようになった今でもこの単位を使う人は少なくない。
    日本の鷹の爪は50000スコヴィル程度らしいのだが、最初の方は辛くてヒーヒー言わなかったのだろうか.....。

    私の大好きなパプリカ。
    肉厚で美味しく、生でも火を通しても食べられ、彩り豊かな食卓になるので重宝している。
    スーパーで見るそれは大抵韓国産。
    しかし!パプリカの原産地はなんとハンガリー。
    これは知らなかった。
    しかも、壊れやすいビタミンCを効率的に抽出するにはこのパプリカが大活躍!
    ビタミン研究の立役者というのだから侮れない。
    ハンガリーに行った際には是非ともパプリカ料理を堪能したいものだ。

    トウガラシ、小さな体の偉大な冒険。
    敬意を示して今夜のおかずにはトウガラシ料理はいかが?
    とはいえ.....辛すぎない程度でお願いしますね。

    0
    2016年05月04日

    Posted by ブクログ

    「ジャガイモのきた道」と同じ著者であり、ジャガイモと同じ原産の唐辛子について紹介した書籍である。
    上記書籍と同様に中央アメリカ、南アメリカでのトウガラシの扱いや、インドや韓国を含む世界での取り扱われ方を紹介しており、面白く読むことが出来た

    0
    2026年02月23日

    Posted by ブクログ

    - トウガラシの近縁野生種は例外なく道路や川岸など、不安定な植生の環境でのみ見られ、純粋の自然林や自然草原などでは生育しない植物、すなわち雑草なのである。このように、雑草は人間が破壊したり、介入した部分にだけ生じる植物であり、その意味で「雑草は人間文化にたよって生育している」のである。

    0
    2025年08月25日

    Posted by ブクログ

    トウガラシが実に多様な品種を持っているということが驚きだった。しかもこれは栽培品種と野生種が混じっているという所が面白い。
    それこそ同じアメリカ大陸原産のトウモロコシは野生種が見つからないことで有名であることを鑑みると不思議である。
    その答えが、①香辛料として使用するので効率性がそこまで重視されない ②草本性なので毎年新しく植える必要性がなく進化が促進されない
    というのが面白かった。

    紙幅の多くは世界各国のトウガラシの利用を地域ごとに紹介していく形式になっている。
    砂糖やじゃがいも程世界史に影響を及ぼしているわけではないので、世界史というよりは文化史と言った方が近い気もするが、ともかくトウガラシを野菜としてそのまま食べる地域があったりと面白い話がたっぷりあり一読の価値ありだ。

    0
    2024年05月26日

    Posted by ブクログ

    2024年1月

    国立民族学博物館のミュージアムショップで発見し面白そうだと思ったので購入!

    1章、2章は生物学寄りの内容で、3章以降は食文化に焦点を当てた民族学寄りの内容でした。
    トウガラシという存在が食文化を大きく変えたというのはすごい 辛い料理、好きだから、日本がトウガラシを食文化として受け入れてくれたことに感謝^⁠_⁠^

    0
    2024年01月11日

    Posted by ブクログ

    韓国といえばキムチ?四川と言えば辛い料理?なんて連想してました。歴史から見るとこんなイメージはごく最近の話とわかりました。トウガラシは南米産でコロンブスの大陸発見で世界デビューしたとは意外でした。

    0
    2016年11月14日

    Posted by ブクログ

    原産地中南米からヨーロッパ、アフリカ、アジアへの伝播、変遷。野生種は小さく、下向き、辛いー身を守る為。栽培種は上向き,色もいろいろ。鳥は辛さを感じない野生種は繁殖ができるのだ。

    0
    2016年06月20日

    Posted by ブクログ

     サブタイトルは辛くて熱い「食卓革命」というように、唐辛子は世界の料理に新たな「革命」をもたらしたといっても過言ではない。唐辛子はもともと中南米原産だったのが、大航海時代にヨーロッパ人によっていろいろなところに伝わるようになった。

     トウガラシ好きのチベット人と書かれているのを見てびっくりした。チベット料理に詳しくないが、それでも辛いものを好んで食べるイメージがなかったので意外だ。いろいろな料理にトウガラシを使っている。

     トウガラシを食べることをアメリカのローズンという研究者の説明を引用している。唐辛子を食べるのはジェットコースターに乗るのと同じで、スリルと快楽を味わっているという趣旨のことを述べている。

     一言でいえば、怖いもの見たさとやめられない止まらないだな。

     トウガラシを手にした人類は、トウガラシの辛さを知ってしまいトウガラシから離れられなくなってしまった。

    0
    2016年04月03日

    Posted by ブクログ

    トウガラシは中南米発祥の植物である。しかも欧州に伝わったのはコロンブス以降である。にも関わらず、わずか400年程度でほぼ世界中に広まり、その各所で日々の生活に欠かせない調味料もしくは食材として大きな顔をしている。その謎を開かす本。
    なのだけど、伝搬についてまだまだ不明点が多いような、なんだか隔靴掻痒的な読後印象が残る。特に日本での使われ方について、胡椒とトウガラシを混同して呼んでいる時期があるにも関わらず「うどんに胡椒と書いてあるのでこのころはトウガラシを使っていなかったようだ」と書いていたりするのがなんだか根拠薄弱に感じた。面白い本なんだけどなあ。
    あとは知らなかったことをトピック的に挙げておく。
    ・パプリカはハンガリーで作られた。ビタミンCはパプリカに非常に多く(オレンジやレモンの5倍以上)含まれ、単離に成功したのはパプリカからだった。
    ・中国料理ではトウガラシがあまり使われていない。四川料理の、しかもほんの一部だけ。「トウガラシを食べると病気になる」という偏見があったらしい(欧州でも新大陸の食べ物への偏見は強かったとか)。
    ・韓国では、秀吉の朝鮮出兵後ぐらいにトウガラシが伝わったらしいので日本から伝わった可能性が高い。一方日本では逆に朝鮮出兵のときに朝鮮からトウガラシが伝わったので「かうらい胡椒(貝原益軒「花譜」)」と呼ぶ、との話もある。どっちだ。

    0
    2016年03月26日

    Posted by ブクログ

    トウガラシって韓国あたり発祥かと思いきや、アメリカ大陸スタートだった。世界中の人々が『辛さ』を求めるのはなぜだろうが少しわかる本

    0
    2025年10月21日

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