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「本論を読み解く上で、これ以上に優れたシリーズは他に存在しない」(安藤礼二)
折口にとって「古代」とは単に歴史の時代区分を示すものではなかった。熊野への旅で光輝く大王崎を眼前にし、その波路の果てに「わが魂のふるさと」を感じたことを「かつては祖々の胸を煽り立てた懐郷心(のすたるじい)の、間歇遺伝(あたいずむ)として、現れたものではなかろうか」と記す。「古代研究」はまさに彼が実感を通して捉えた、古代的要素の探求なのである。全論文を完全収録する決定版!
解説・池田弥三郎/安藤礼二
※期間限定無料版、予約作品はカートに入りません
Posted by ブクログ 2024年01月24日
角川ソフィア文庫 折口信夫 「 古代研究 民俗学篇 」
日本人の精神生活における古代的要素を研究した本
神はどこにいて(常世)、祭りの何を目印に来臨し(依代)、どこを通ってくるのか(聖水信仰)を 民俗学的に紐解いた論文集。さらに 聖水信仰を 王権論につなげている。池田弥三郎 安藤礼二 の解説...続きを読む
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