半壊の花

早寝電灯

どんなに長いこと会わなくても、俺はおまえらのこと絶対に間違えたりしない──。 高校時代、そっくりな双子の兄弟・ハルとユウを唯一見分けることができた豊樹。三人の関係はうまくいっているように見えたが、高校卒業と共になぜか双子と連絡が取れなくなってしまう。そして数年後、豊樹が彼らと再会したのは、ユウの葬式だった──…。 切ない約束を巡る三角関係を描いた表題作ほか、三編＋描き下ろしを収録した早寝電灯デビューコミックス。 【同時収録】扉の向こうの凪いだ海／嘘つきたちの食卓／稲穂に帰る道／稲穂につづく道

• カテゴリ: BL
• ジャンル: BLマンガ
• 出版社: 集英社
• 掲載誌・レーベル: WEBLink
• ページ数: 195ページ
• 電子版発売日: 2016年12月22日
• コンテンツ形式: EPUB
• サイズ(目安): 34MB

[yoko · ★★★★★]

はかない

はかなくて切なくて温かくなる、そんな世界がぎゅっと詰まった短編集です。
派手じゃないけど優しい花々を束ねた花束みたいな…。
なんて、読後だからポエムみたいになってしまった。笑

[tomo×2 · ★★★★★]

何度も読み返したい本です。

試し読みで何となく気になって購入しましたが、購入して正解でした。気持ちの繋がり方が読んでいてジ〜ンとして何度も続けて読み返してしまいました。それぞれの その後が描かれていたので その後が気になっていたから 良かったです。
定期的に読み返しする事になると思います。

＃ほのぼの ＃癒やされる ＃切ない

[RN · ★★★★★]

佳き佳き佳き佳き佳き佳き佳き。

これを映画で例えるなら、
黒澤明さんではなく
小津安二郎さんのような、
です。
この言い方すら既に使い古された感が満載で、すみません。
何度も読み返したい短編集でした。ありがとうございます。

初めて拝読した作者様です。佳き佳き佳き佳き佳き佳き佳き佳き佳き佳き佳き。。。。。

BLだからこそ醸し出される空気感を、上手く日本の気温と湿度に溶け込ませているようで、心地良かったです。

一話終わる事に、幕間のように描かれた、寄り添う二人と音響機器、その音符が、その後の幸せを想像させられて、じんわり来ました。

他の作品も、期待し頂きます。

[腐女ばぁ · ★★★★★]

言うことはないですw

さすがです。どのお話も素敵の一言☆☆
この先は。。？とゆう余韻が良い意味で半端ないですw
他の方のコメントでノスタルジックとゆう表現をしていたけど、ホントそれw

[サンスベリア · ★★★★★]

読みたかった一冊

短編集で特に表題の半壊の花が印象的です。ユウの気持ちになるととても切なくて悲しいんですが何回か読むと残ったハルの辛さはこの先ずっと続くのかと思うとせめて豊樹との幸せを願わずにはいられません。他の話も誰にでも分かりやすい話ではないかもしれませんが、読む時の気持ちで感想が変わったりしてそういうのが嫌いでなければぜひお勧めしたい作品作家さんです

＃切ない ＃エモい ＃深い

[Goooo · ★★★★★]

上質！

早寝電灯先生の作品はいくつか読んでいて、そのストーリー性の高さはわかっていましたが、デビューコミックスからこのハイレベル。
短編集だけど、どの作品も心に残る名作。
個人的には「稲穂に帰る道」「稲穂につづく道」がとても印象的で泣いてしまいました。

＃切ない ＃エモい ＃深い

[まりー · ★★★★★]

繊細な心理描写に脱帽です。
稲穂に帰る道〜つづく道では、主人公たちの田舎の光景も目に浮かび、良質な文学を読んだ後のような充実感でした。はじめてBLで泣いてしまいました。

[匿名希望 · ★★★★★]

早寝電灯先生の作品、いくつか読んでとても好きになり初コミックのこちらも購入しました。（ちなみに私的には、化け猫かたって候が最高です！）
こちらは短編集ですがどれも良かったです。中でも嘘つきたちの食卓が良かったかな。受けも攻めもどちらも普通にいそうな男たち、甘々なラブではないのがまた良いです。

[匿名 · ★★★★★]

切ない

早寝電灯先生の作品はモノローグが切なくて、終幕までハラハラします。
その後のお話しが知りたいな〜。

[iwa · ★★★★★]

優しく切ないような

ドラマの一部分を切り取って描いたような余韻のある語り口
表題作内で「名前を呼ばれる」事を特別に感じる心が切ない
いくつかのお話もそれぞれに心情の伝わってくるところが良かった
最後にそれぞれの「その後」があって安心できました