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これが私の生きる条件を変えた十日間の真実である。流砂は地獄への穴だが、私はなんとかそれに嵌らなくて済んだ。――がんの告知を受けた北欧ミステリの帝王マンケルは何を思い、押し寄せる絶望といかに闘ったのか。遙かな昔に人類が生まれてから今日まで、我々は何を受け継ぎ、そして遠い未来の人々に何を残すのか。〈刑事ヴァランダー・シリーズ〉の著者の最後の作品。闘病記であり、遺言でもある、魂の一冊。
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Posted by ブクログ
著者の自伝である。がんになって自分がどのような生活を送ってきて、どのように思っているかを振り返っている。
ヴァランダーシリーズやと思って予約してみたら、なんと作者ヘニング・マンケルのエッセイ…ではないな、遺書でもないし… マンケルががんを宣告されてから、何を考えてきたかを、自らの年齢と同じ67章の文章にした闘病記…闘病記という括りもちょっとずれるか。「へニング・マンケルとは何者であるか」を書いた哲学思...続きを読む想のつづれ書きなのである。 俺だって誰だって余命は分からない。明日死ぬかもしれないし、死に至る確率は年齢とともに増えていくのは事実。死ぬのは怖いが、死なない訳にはいかない。 マンケルは、がん告知と余命宣告を受けてから、その現実をどのように受け止め、何を考えてきたのか? そんなことをきちんと書きとめてくれているのが、いずれそうなる身の我々には、非常に心強いではないか。そして彼は自分の死の事よりも、後に残る人々について想いを馳せる。 10万年間地中深くに放置される核廃棄物、彼はこのことについて何度も想いを巡らせる。我々の負の遺産をこんなにも長く後世に引き継がせていいのか?と。 死に直面しているからこそ、この問いかけは深い。優しい男ヘニング・マンケル。残念ながら治療の甲斐なくこの作品を上梓後1年でこの世を去る。冥福を祈らずにいられない。
ヴァランダ-シリ-ズ作者のヘニング・マンケルのエッセイ。 というか、死と生に正面から向き合ったひとりの男の世界に向けて、人間みんなに向けての大いなる遺言。 もう、ヘニング・マンケル氏はこの世にはいないけれど残された本、この言葉には魂を揺さぶせられる。ありがとうと伝えたい。 人類学、地球学、歴史学すっ...続きを読むかりひっくるめても彼ほど直接 心に訴えてくれた人はかつていなかった。もう翻訳された本はすべて読んでしまったけれど、また、この本を手にすることでしょう。 人類が滅亡したあとに残される物は無人探査機ボイジャーと放射性廃棄物の二つという章には鳥肌がたった。その他にも巻頭で紹介してくれた写真や絵画、若い頃のエピソードの数々。これは持っていなければならない本だと確信しました。
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