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Posted by ブクログ
映画を見てのけぞったのが遠い過去の記憶。
ホワイトジャズを読んで、「もうお腹いっぱい」という気分で数年経過して、ようやく読んでみようかと。
再びそのエネルギッシュな何者かへのほとばしる憎悪と自己爆破とでもいうべき執拗な露悪的な「抉る」筆致に、土下座して詫びたい気分になるのに疾走する巨大エンターテイメント。
こういうのを読むとアメリカの作家魂というか、もはや体力的に何かが完全に異なると思えてしまいます。
これは暴力的な権力批判でありつつも、男と男と(時折女性の)超絶に遠回りするふれなば切られそうな熱い友情ものでもあるところが、サイコー。
しかし、疲れた。
Posted by ブクログ
圧倒された。
世にジェイムズ・エルロイのエピゴーネン数多けれど、この凄まじい情念の噴出を真似る事など不可能だろう。登場する人物殆どがまともではない。主人公は、考え方も生き方も違う三人の警官。憎しみ合いながらも、根源的なところで繋がり、最後には結び付く。正義と悪に境目など元から存在せず、本能の命ずるままに、眼前に立ちはだかる、己らよりも卑しい巨悪を粉砕するのみ。後ろに積み上げられた屍の山こそが正義の証しだと言わんばかりに。
虚無的な終焉は、次の始まりを予感させるものだ。先に待ち受けるものとは、血と暴力の官能的世界、ホワイト・ジャズに他ならない。
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