「よし、今月からしっかり家計簿をつけてお金を増やしていこう! 」
そう意気込んだ結果、真っ先に食費を削った経験はありませんか?
朝食を抜き、ランチをカップラーメンで済ませ、夜は自炊を徹底。たしかにそれを続ければ毎月数万円は節約できるでしょう。
しかし、大富豪になるような人はこういったアプローチをとりません。
添加物満載のランチで健康を切り売りしながらコツコツお金を貯めるのではなく、定食屋さんに行ってバランスのとれたランチを食べ、心身ともに健康体を維持し、仕事の集中力を高めて早く収入を上げる。
お金を増やすために、あえて割高な食事をする、ということです。
また、毎晩自炊をするくらいなら、お金がかかろうとも積極的に夜の交流を増やします。
大富豪にとって、食事は健康の源であると同時に、交流の機会でもあると考えているのです。
このように、大富豪になるポテンシャルを持った人は、何事も投資目線で考えます。
食事をはじめ、かばんやスーツ、子供の教育、毎日の移動手段から自分の住む場所にいたるまで、二重、三重に意味を持たせ、お金を使うときはそれ以上のお金を稼ぐことにつなげていく。
逆にキャッシュがキャッシュを生まないのであれば、たとえ100円であってもお金を使わない。
これが大富豪のお金の哲学です。
こういった習慣は、お金がないときに実践することで最大の効果を発揮します。「自分は大富豪でもないし、大富豪になることも考えていない」と思っている人こそ、財布を開くたびに「このお金は自分にとってどのようなリターンを生み出すのか」という発想を身につける必要があります。
私は前職の証券会社時代、富裕層向けのプライベートバンキング部門にて世界の大富豪と仕事をさせていただく機会を持てました。本書では私なりの目線でみた大富豪の実態をつまびらかにすることによって、大富豪ならではの習慣や心構え、ひいてはその根底に流れるお金に対する哲学をみなさんに知っていただこうと思っています。
Posted by ブクログ 2020年08月19日
似たような本をちまたでよく見る様になったが、内容はおおむね自己啓発的な内容で、どれも似たり寄ったりである。本書も前半は大富豪の考え方、金の使い方などを書いており、他書との差は取り立てて感じない。
本書の特徴は後半にいくにつれ、徐々に実際の資産の考え方や、方法論の紹介がなされている。金の増やし...続きを読む
Posted by ブクログ 2017年04月16日
元証券マンで金融ベンチャーの経営者である著者が大富豪がもつお金にまつわる哲学をテーマに基づいて書いた一冊。
著者が専門とする金融に関する知識はもちろんのこと考えやお金の使い方など様々なことを一般の人や小金持ちとされる人との対比でより直感的にサクッと読むことができると感じました。
タクシーを使っての...続きを読む
Posted by ブクログ 2016年05月30日
野村証券で富裕層相手の営業に従事した著者が語る、大金持ちの特徴。
ここで言う大金持ちとは金融資産1億円以上の層。小金持ちとは年収2000万以上で、金融資産1億円未満の層。
やはり、金持ち層は、何事も投資目線で考え、支払う金と時間に見合わないことはやらない。
大金持ちは資産を減らさない投資をするべきだ...続きを読む
Posted by ブクログ 2022年01月09日
「マインド」という言葉をこれまで何となく聞き流していたが、この本を読みながら気になって調べたら「心」「精神」「意識」とあった。
その通り、お金に対する精神や意識=向き合いかたを気づかせてくれた。そもそもお金ってなんなんだ?となったし、その人のマインドの違いでお金の役割も変わると思った。一般人は一般人...続きを読む
Posted by ブクログ 2017年02月15日
一般人、小金持ち、大富豪の三者の思考の違いをあらゆる面から検証した内容ですが、どれも難しい話では無く、読んだ後で実践しやすい物が多く書かれています。結局は「思考」の違いが習慣になるのではと感じました。お金と言うテーマはいつの時代も廃れる事がないと思いますが、あとは行動に移してみて体感できるかと言う所...続きを読む