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逆転・進出・生き残り――。
物語を武器にする会社の戦い方とは?
顧客の選択に決定的なインパクトをもたらす「シンボリック・ストーリー」を核にして、マネのできないビジネスモデルを創り出す。その事例とフレームワークを解説。
■「監修者序文」より
本書は、一般的な競争戦略の本では真正面から取り上げられることのない、「おもしろさ」に着目します。本書で取り上げる「おもしろさ」は企業の「物語」のおもしろさです。
物語は、競争戦略やビジネスモデルと結びついて、顧客や従業員をはじめとするステークホルダーを強く引き付ける力となります。それは多くの人に愛される、アイドルやアーティストの逸話のようなものです。いつしか伝説となり、共感の源として、ファンの心に刻まれます。
本書ではこのような「企業が持つ強みを象徴する物語」を「シンボリック・ストーリー」と呼びます。多くのステークホルダーの間で共有され、語り継がれることで、ビジネスモデル自体の独自性を強くしてくれるものです。
その方法論を提示することが本書の目的です。いろいろな会社の成功事例を紹介しながら、
シンボリック・ストーリーの効果を明らかにしたうえで、物語を戦略的に活かすためのポイントを解説します。
※アプリの閲覧環境は最新バージョンのものです。
Posted by ブクログ
シンボリックストーリー
①企業の強みを象徴している
②企業の戦略方針に合致している
③思わず人に話したくなる
個人のメディア化
ビジネスモデルの同質化
ビジネスモデルを構成する戦略要素
①顧客に提供する価値
②競争優位性の持続
③儲けの仕組み
シンボリックストーリーで模倣困難性をさらに高める
物語戦略づくりの3ステップ
①物語を「見つけ出す」
自社の培ってきた歴史から
会社の各機能から
社外の関係者から
②力を「テストする」
VRIO分析
Value(価値)
Rarity(希少性)
Inimitability(模倣困難性)
Organization(組織的活用)
ヒーローズ・ジャーニーに当てはめる(ジョセフ・キャンベル)
③ビジネスモデルと「つなぐ」
戦略要素の筋を通す
物語を埋め込む
戦略オプションを考える
シンボリックストーリーを生み出す
①人的資源タイプ
Why 創業者がなぜそれをしたのか?
サイモン・シネック Start with why
Why:なぜこの事業をしているのかの理由。大義や信念、理想。
How:そのために行っている独自の方法
What:結果として生まれる製品やサービス
シンボリックストーリーは認知的不協和に貢献
②物的資源タイプ
cf.ハンズマン 片手だけの軍手
ポジティブなハロー効果をもたらす
③組織資源タイプ
cf.ノードストロームのタイヤの話
Posted by ブクログ
ビジネススクールの教授である著者が物語を戦略として活用し成功している企業を紹介して、その成功の要員や活用法を書いた一冊。
ルイヴィトンやアップルなどの誰もが話したくなる伝説のような逸話から確固たるブランドを構築した企業の事例とその成功要因を本書を読んで深く知ることができ勉強になりました。
タニタや近畿大学といった現代の企業の具体的な戦略とそのタイプ別の解説も図解とともにされていて理解が深まりました。
顧客価値、競争優位性、儲けの仕組みとシンボリックストーリーが親和性を持つことで唯一無二の戦略となり、業績が飛躍する構図であると感じました。
また、人的、物的、組織というどこにでもあるものを視点を変えてみることでシンボリックストーリーとなり、それが戦略になっていく可能性があることも感じました。
認知的不協和の解消やハロー効果など経済心理学の観点から戦略が解説されていることも面白いと感じました。
本書で紹介されている物語戦略は差別化の難しい時代に有効な一手になると感じ、これからの経営において大事なことでもあると感じた一冊でした。
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ビジネス・実用
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