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Posted by ブクログ 2020年10月21日
前半は、長々していたが、後半になって俄然面白くなる。
幕末を背景とした、小説は数多く、司馬遼太郎や藤沢周平の歴史観でしか
考えた事が無かったが、志水辰夫を知って目が覚めた。
「藩主なんてものはな。頭にかぶる菅笠とおんなじなんだ。・・・・・
使い勝手が悪かったりしたら、ほかの笠と取り替えればいいんだ。...続きを読む
Posted by ブクログ 2009年10月14日
シミタツらしいストレートなハードボイルド小説だ。しかもシミタツ初の時代小説ときた。良いです。小説そのものも良いが、何よりも題名(あをにさうらふ)がすばらしいではないか。「青に候」とは若いということ、同時に未熟ということでもある。しかし、若いだけに考えに、行動に打算がない。未熟故に悩みながらも、自分が...続きを読む
Posted by ブクログ 2010年05月06日
久しぶりに志水作品を読んだ。
ここのところ、昔のハードボイルド調が薄れて、普通の小説な印象があったのだが、本作品は違った。昔の志水調が強く感じられて、とても良かったのだ。主人公の妙な矜持というかやせ我慢というか、それでいてつい自分に正直になってしまったりとか、年取っているようで若い感じがしたりと...続きを読む
Posted by ブクログ 2011年07月18日
最近、結構、時代小説が流行りの中で、私としてはあんまり食指が伸びないのだけれど、志水辰夫が時代小説に手を染めたとあってはこいつは読まざぁなるまいと。
家中の一人を斬り脱藩を余儀なくされ江戸に舞い戻った佐平。藩主交代劇の最中、失踪した朋輩を探すうちに、佐平にも暗い影が忍び寄り…といったところから展開す...続きを読む
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