飢えて狼

飢えて狼

814円 (税込)

4pt

3.7

ささやかだが平穏な暮らしが、その日、失われた。怪しい男たちが訪れた時刻から。三浦半島で小さなボート屋を経営していた渋谷は、海上で不審な船に襲われたうえ、店と従業員を炎の中に失う。かつて日本有数の登山家として知られた渋谷は、自らの能力のすべてを投じ、真実を掴むための孤独な闘いを開始する。牙を剥き出し襲いかかる「国家」に、個人はどう抗うことが出来るのか。

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飢えて狼 のユーザーレビュー

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感情タグBEST3

    Posted by ブクログ 2011年02月06日

    久しぶりに、面白いハードボイルドに出会った。

    主人公の渋谷は、マッターホルン北壁の単独登攀を行うなど一流のクライマーだった。
    今は、引退してマリーナを経営している。
    突然の訪問者により、壮大な事件に巻き込まれてゆく。

    一気に読み進んでしますとても面白い小説だ。
    これが、著者の処女作というから凄い...続きを読む

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    Posted by ブクログ 2022年06月11日

    内藤陳さんの「読ま死ね」を読み、あらためて若かりし頃ワクワクして読んだ本作を再読。
    シミタツはやっぱりいいな。
    初期の作品はほとんど読んでいるが、中期から後期の作品はあまり読んでない。これからはどんどん読みたい。

    本作の時代背景の冷戦は終わったが、今の地政学上の緊張感を考えると以前のエスピオナージ...続きを読む

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    Posted by ブクログ 2013年04月12日

    これがデビュー作ってすごくね?すごすぎね?
    隠れてないけど隠れ名作ハードボイルド名作。
    シブすぎておもそろかったです。

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    Posted by ブクログ 2022年09月29日

    いまいち面白く読めなかったが、志水辰夫作品を読んでみようと思える作品だった。
    『裂ける海峡』と『背いて故郷』も読んでみようと思う。

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    Posted by ブクログ 2015年07月25日

    母がくれた何冊かの中に入っていた。母もわたしと同じで(いや、わたしが母に似ているのだな)ひとりの作者を読み始めると、何冊も同じ作者の作品を読むという傾向がある。
    随分前に、「志水辰夫って面白い?」と聞いてきたので「いいっすよ。渋いおっさんの、地味な話書かせたらうまい」と言ったのだけれど、母が選んで...続きを読む

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    ネタバレ

    Posted by ブクログ 2012年01月27日

    古本屋で見つけてあまり期待せずに買ってみたけど、
    思ってたよりは面白かった気がする。
    生まれて初めて読んだハードボイルド小説。
    ストーリーは面白いんだけど、ただあまり感情移入ができないというか、
    主人公の身近な人が結構犠牲になるけど、描写がさらりとしてるというか。
    そこは置いといて二部での北方領土か...続きを読む

    0

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