時間のかかる読書

時間のかかる読書

1,012円 (税込)

5pt

3.9

脱線、飛躍、妄想、のろのろ、ぐずぐず――横光利一の名作短編「機械」を11年かけて読んでみた。読書の楽しみはこんな端っこのところにある。本を愛する全ての人に捧げる伊藤整賞受賞作の名作。

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時間のかかる読書 のユーザーレビュー

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感情タグBEST3

    Posted by ブクログ

    11年間かけて読みといた、「時間のかかる読書」をたったの2、3日で読んでしまっては申し訳なく、罪悪感を覚える。
    が、なんといっても面白かった。とまらなかった!
    「機械」を読んで思った感想を頭に入れて読み始めたけれど、この話をこれほどまでに考え、疑問を掘り下げると、こんなにも違った感想を持てるのかと、

    0
    2024年09月03日

    Posted by ブクログ

    1時間で読み切れるくらいの短編「機械」を11年余りかけて読み、内容について深く分析した内容がまとめられていました

    近所の本屋でオススメされてて、気になり購入

    巻末に、その「機械」という作品が付録されているので、先にそれを読んでから本編を読んでも良いし、後からでもいいと思います…(私は後で読みまし

    0
    2024年10月25日

    Posted by ブクログ

    もし本書を読まずに『機械』だけを読んでいたら、主人がお金を落とすというのは、落としたと称して実際は誰かにあげてしまってるのかな、と解釈したかもしれない。「困っているものには自分の家の地金を買う金銭まで遣ってしまって忘れている」という記述や、夜中に細君の部屋に忍び込んでお金を盗るくだりなど、その解釈が

    0
    2024年05月19日

    Posted by ブクログ

    読み終わった。読み終わったよ。
    時間かけようと思っていたのにあっというまだった。本編が気になってばっと一気よみしてしまって、どう解説?書くんだろう!と気になって読んでしまった。
    ああ。少しずつ読もうとしてたのに。

    狂人のこと、意識のこと、読書のこと。

    一番面白かったのは詩の速読の意味のなさ、とい

    0
    2020年09月23日

    Posted by ブクログ

    タイトルに魅かれて購入。
    横光利一の『機械』を11年かけてゆっくりゆっくり読む試み。
    やっぱり遅読はええですな。

    0
    2015年03月13日

    Posted by ブクログ

    おおいに奇妙な小説を、おおいに奇妙な読み方をする。
    狂人かもしれない語り手の、時間を曖昧にした語りをひとつひとつ丹念に読み解いていくことで、
    最後に「語りによるからだ」を見出す地点まで至った。


    主人
    軽部
    屋敷

    0
    2015年01月28日

    Posted by ブクログ

    ネタバレ

    「機械」という短編を11年もかけて読みその過程を綴ったもの。
    こんな読書の仕方もあるのかと衝撃を受けた。
    速読が全てではない。
    ゆっくり読んで内容をかみしめ味わうことこそ至高の読書体験。
    冊数に囚われず、何を読み何を感じ何を得たかに重きを置けるようになりたい。
    真剣に考察したり、妄想を広げて 脱線し

    0
    2024年09月26日

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