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かつて、これほどまでに読者をよくわからない時空に置き去りにするエッセイがあっただろうか。「パレード。」「ぶらぶらする」「発酵と腐敗」「商店街往復」「小走りの人」「動くとおなかが痛い」「牛もいれば馬もいる」「微妙なすきまができている」「カレーと、インド遅れた」など、脱力感みなぎる71篇。面白さを伝えるのが困難な本だが、大変笑えて、おかしい奇書。
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Posted by ブクログ
色々な所で連載・掲載されたたエッセイをまとめたもの。今回はカタカナ英語あり、PC関係ありとバラエティに富んだ内容となっていますが、中味は至っていつもの宮沢ワールドです。つい見逃しがちな日常に潜むおかしなことをモチーフにボケたり、 ツッコんだり著者ならではの演劇的なタッチを堪能できると思います。
一番最初に買った宮沢さんの本。 高校の時の親友にすすめられて読み始めて以来のファン。 ありがちょう、山田。
なんだこの本は!とんでもない本に出会ってしまった。シュール好きには感無量の1冊。表現の仕方1つでこんなにも世界が広がるものなのか。ボクにとっては座右の書。
誕生日にもらった本。初めて読んだ宮沢章夫で、宮沢章夫の中で一番好きかも。電車の中で読んでしまって大変なことになった。
宮沢章夫さんのエッセイはサイコウです。原田宗典さんと比較すると勢いはないのですが、ゆるゆると独特の世界に引き込まれて、気付いたときには「たばかられた!」と驚くこと請け合い。 独特の三段論法、癖になります。
"呆然"ではない。初期のエッセイなのか、とりあえず無茶な仮定を持って来てぼやくというスタイルが確立されている。90年代中旬なのでちょっと古いけど、コンピューターとの格闘をここまでだらしなく、じゃない、だらだらと熱意を持って書ける人もほかにいまい。
いつもながらの、この「落とされ方」は、好きなヒトにはたまりません。 又は、「連れて行かれ方」というか。 人生、よくわからないままでもいいじゃないか、と思えたり。 人生、実のところこんなことが真理かもしれない、と勘ぐってみたり。 考えすぎるもよし。 考えてもムダだと味わうだけでもよし。 宮沢章夫は...続きを読む私には二度オイシイ。
茫然かどうかは不明だが、のんべんだらりと思考?をつなぐように見えて、一部そうそうとうなづきながら読んだ。筆者は、たまには「どうもただ思いつくように見せかけてて、ちょっと恣意的になってないか」などとチェックしながら連載してたのかな?とか余計な想像をしてしまった。それくらいにくだらないが良い。 氏が...続きを読む演劇系のひとで、色々知っている人が出てきたのが最後にあ、っとなる一瞬であった。川勝氏などもつながるのだろうか?(ちょっと意味不明)
最初の「カタカナの方法」はとてもおもしろかったけど、途中から古くなったPCネタが多くちょっと退屈。それでも文章による無意味さにかけては、このひとの右に出るものはいないんじゃないかと思う。
呆然じゃなくて、茫然です。 最初、呆然・・・と勘違いしていたので、読み始めてからなんだか変だなと思ったのです。 そうしたら、茫然でした。 私は、いっつも呆然としているのでねぇ。 ちなみに・・・呆然とは、「気ぬけしてぼんやりとしたさま。あっけにとられるさま。」 茫然とは、「広大なさま。また、とり...続きを読むとめのないさま。判然としないさま。」 以上、広辞苑より。 茫然の意味の中には、呆然と同じ意味もあるらしいですが・・・
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