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十九歳ではじめて船出をしたロビンソンは、数々の苦難に襲われたあげく、南米の無人島に漂着する。日記を付け、聖書を読み、煙草をくゆらす孤独な日々のなか、彼は安全な住まいを築き、農耕や牧畜を営む工夫をこらす。近代的人間の典型として、多様なジャンルに影響を与え続ける古典的名作を、抜群に読みやすい新訳で。
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Posted by ブクログ
20年振りの再読。新訳は読みやすかったです(ときおり出てくる「びびる」とか「イケメン」なんて突飛な訳語には面食らいますが)
やはり本作のサバイバル文学のオリジネーターとしての価値は高いですね。作者の無人島生活についての緻密なイマジネーションには敬服します。これ読んで無人島生活に憧れた少年たちをどれだけ生み出したことか。
今回久々に読み返して気になったことがいくつか。まず主人公の性欲処理(はっきり言えばマスターベーション)について全く描かれていないこと。28年もの孤独の生活の中で彼が性欲処理で煩悶した様子は全くない(帰国後結婚したようなので、ゲイとか性的不能ではないはず)。やはり当時のキリスト教的倫理観でこれを描くことはタブーだったのでしょうか。「語られていないこと」の発見は今回の再読の収穫でした。
あと、フライデー以外の人物の固有名詞がほとんど出てこないことも奇妙。恩人の船長や救出したスペイン人ですら名前が明らかでないのです。おかげで人物像のイメージがさっぱり膨らみません。これが当時の文学の常識だったとは思えないし、不思議ですねぇ。
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小説・文芸
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