【感想・ネタバレ】ロビンソン・クルーソーのレビュー

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Posted by ブクログ

ネタバレ

青年ロビンソン・クルーソーが、地元から出て、旅をする中で無人島に漂流し、生きる中での、自省的な小説。人の強さと弱さが感じられる。

解説に書かれている通り、これは大きく省略して読まれるのはもったいない話だと思う。名訳。

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2015年09月25日

Posted by ブクログ

20年振りの再読。新訳は読みやすかったです(ときおり出てくる「びびる」とか「イケメン」なんて突飛な訳語には面食らいますが)

やはり本作のサバイバル文学のオリジネーターとしての価値は高いですね。作者の無人島生活についての緻密なイマジネーションには敬服します。これ読んで無人島生活に憧れた少年たちをどれだけ生み出したことか。

今回久々に読み返して気になったことがいくつか。まず主人公の性欲処理(はっきり言えばマスターベーション)について全く描かれていないこと。28年もの孤独の生活の中で彼が性欲処理で煩悶した様子は全くない(帰国後結婚したようなので、ゲイとか性的不能ではないはず)。やはり当時のキリスト教的倫理観でこれを描くことはタブーだったのでしょうか。「語られていないこと」の発見は今回の再読の収穫でした。

あと、フライデー以外の人物の固有名詞がほとんど出てこないことも奇妙。恩人の船長や救出したスペイン人ですら名前が明らかでないのです。おかげで人物像のイメージがさっぱり膨らみません。これが当時の文学の常識だったとは思えないし、不思議ですねぇ。

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2013年08月14日

Posted by ブクログ

r子供の頃に読んだ抄訳版では「無人島でのサバイバル生活」という記憶しか残ってないけど、全訳版で読むと印象変わる。

なかなか無人島に漂流しなかったり、やたらとキリスト教(聖書)に関する考察があったりと。

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2012年01月21日

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