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Posted by ブクログ 2022年04月05日
真田幸村が築城し徳川家康を苦しめた真田丸が誕生するまでの経緯を描いている。
文献を通じて本当の真田丸へ迫る推理、真田三代、戦国武将との関係、城郭史、歴史遺産を保存する意義の著述もあり千田先生のエッセンスが詰まった良作。
NHK歴史番組でコメンテーターとして発言する時にも感じていたのだが、城に対する思...続きを読む
Posted by ブクログ 2016年07月10日
版元がNHK出版、大河ドラマ「真田丸」の放映に合わせた刊行と、NHKのクロスメディア戦略のために担ぎ出されたような本ではあるけれど、「高低差」好きならまずまず楽しめる。しかし「城郭考古学」の見地からはちょっと信繁を持ち上げすぎのような…。あと「惣構」がどんなものなのか、想像図でもいいから図示してほし...続きを読む
Posted by ブクログ 2018年10月14日
真田丸が丸馬出しじゃ無かった!大阪城の弱点をカバーするための存在でも無かった!さすが最新の研究成果。
そして、真田丸を築いた真田信繁から父昌幸、そして武田へと築城法を辿りつつ、織豊期に全盛期を迎える日本の城郭史へ。
「城郭考古学の範疇を軍事史の範疇に留めてはいけない」
「城の構造や空間構成を把握する...続きを読む
Posted by ブクログ 2016年01月15日
大河ドラマ「真田丸」を楽しむために是非お勧めしたい、読みやすい学術書です。まず真田丸が大坂城の丸馬出しとして、城に接続していたという従来の説を信じていた、私しの様なひとにお勧めします。千田氏の説によれば、真田丸は完全に大坂城とは独立した出城であった。信繁(幸村)が徳川軍を打ち破るために周到に選んだ土...続きを読む
Posted by ブクログ 2016年02月16日
大河を見る前に副読本として購入。内容はそこまでおもしろさがあったわけではなかったですが、城郭考古学についての語りが印象に残りました。文面は以下です。
城の構造や空間構成を把握することで、そうした城を生み出した社会と権力の構造を読み解いて、物質資料から城の時代を解明することこそ、重要なのではないでし...続きを読む
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