六道ヶ辻 大導寺一族の滅亡

六道ヶ辻 大導寺一族の滅亡

638円 (税込)

3pt

3.8

平安時代から連綿と続く旧家・大導寺家。一人息子の静音は、毎年恒例の虫干し行事のさなかに奇妙なノートの束を発見する。大導寺を名乗り、大導寺の家系図にない謎の人物が記した「探偵記録」。それは、大正時代に一族を滅亡の淵にまで追いつめた殺人鬼がいたという恐るべき事実を語っていた――。しかし、それは過去の出来事ではなかった。次々におこるノートの記述と同じ奇怪な出来事、殺人鬼は現代に甦り、ふたたび大導寺一族を滅ぼそうとするのか? 著者渾身の傑作探偵小説。

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六道ヶ辻 大導寺一族の滅亡 のユーザーレビュー

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感情タグBEST3

    Posted by ブクログ 2009年10月04日

    虫干しの日に発見したノートから始まる事件。平安時代から続く大導寺家の長男で一人息子の静音が、命を狙われる。藤枝直顕くんと静音くんの関係が、ちとヤオイちっくなのは、栗本さんの作品だからしょうがないか。大正時代に一族を滅亡させようとした殺人鬼が現代に蘇った?!大正ロマン好きの人、必読です。畜生道に落ちる...続きを読む

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    Posted by ブクログ 2009年10月04日

    六道ヶ辻シリーズ第一弾。


    平安時代から続く旧家・大導寺家。

    ある日一人息子の静音は蔵の虫干しの最中、奇妙なノートを見つける。

    大導寺を名乗り、一族の家系図に無い人物が記したその日記には、大正時代に一族を滅亡寸前まで追い込んだ殺人鬼の記述が。

    それに呼応するかのように現代でも日記の記述と同じ...続きを読む

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    Posted by ブクログ 2009年10月04日

    大正ゴシックホラー…とでも云えばいいのだろうか。
    平安から続く名門・大導寺一族の末裔である大導寺静音が発見したノートに書かれた、大導寺家の悲劇が繙かれる。
    退廃的で破滅的な雰囲気を醸していると思うので、そういうのが好きな人には堪らないと思う。ただ、推理モノというには弱いかもしれませんが。

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    Posted by ブクログ 2020年08月15日

    大導寺家という旧家を巡る因縁という舞台設定はとても好みです。
    大正時代に起きた事件について書かれたノートの部分と、それに呼応するように事件が起きている現代の部分と二部構成。
    大正時代パートが好きです。宗近父は畜生道に堕ちるほど罪作りですし、綾音と雪彦の姉弟(か兄弟か姉妹)に対する佳乃母も嫉妬にしては...続きを読む

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    Posted by ブクログ 2009年10月04日

    現代の大導寺静音が大正時代に書かれたノートを見つけたことが物語の始まり。
    大正時代の本家の大導寺家の血筋が次々と殺害される。
    大正ロマンが好きな人にはお薦め。

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    ネタバレ

    Posted by ブクログ 2014年02月15日

    どろどろした大正時代の事件と比べると、平成の御代におこった事件がやたらちゃっちく感じるのは気のせいか。
    というか、元お嬢様とはいえ、平成に生きる人が「おちごさん」と日常会話で使ったりするだろうか。
    あえて、古い言い回しを使ったのか。やっかみのために。

    とにかく、竜介は本当にいいキャラ。

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