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平安時代から連綿と続く旧家・大導寺家。一人息子の静音は、毎年恒例の虫干し行事のさなかに奇妙なノートの束を発見する。大導寺を名乗り、大導寺の家系図にない謎の人物が記した「探偵記録」。それは、大正時代に一族を滅亡の淵にまで追いつめた殺人鬼がいたという恐るべき事実を語っていた――。しかし、それは過去の出来事ではなかった。次々におこるノートの記述と同じ奇怪な出来事、殺人鬼は現代に甦り、ふたたび大導寺一族を滅ぼそうとするのか? 著者渾身の傑作探偵小説。
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Posted by ブクログ
大導寺家という旧家を巡る因縁という舞台設定はとても好みです。
大正時代に起きた事件について書かれたノートの部分と、それに呼応するように事件が起きている現代の部分と二部構成。
大正時代パートが好きです。宗近父は畜生道に堕ちるほど罪作りですし、綾音と雪彦の姉弟(か兄弟か姉妹)に対する佳乃母も嫉妬にしては鬼畜ですし……とかなりドロドロしてました。よく考えると竜介もなかなかなのですがこの人は信長だと思えば納得(?)。旧家と近親相姦とアンドロギュヌス、そして抑えきれないお耽美と好み。真犯人も動機もちょっと哀しみがあります。自分の生を呪って一生を終えたのだなぁ。
現代パートは好きになれなかったです。大正パートに比べると軽く感じてしまいました。こちらも抑えきれないお耽美だったのですが、静音の喋り方が駄目で。。浮世離れしているといっても本当に大学生?と褪めてしまいました。
これシリーズなのか……以降も気になりますがどうしよう。現代パートに愛着が無い。。
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