【感想・ネタバレ】六道ヶ辻 大導寺一族の滅亡のレビュー

あらすじ

平安時代から連綿と続く旧家・大導寺家。一人息子の静音は、毎年恒例の虫干し行事のさなかに奇妙なノートの束を発見する。大導寺を名乗り、大導寺の家系図にない謎の人物が記した「探偵記録」。それは、大正時代に一族を滅亡の淵にまで追いつめた殺人鬼がいたという恐るべき事実を語っていた――。しかし、それは過去の出来事ではなかった。次々におこるノートの記述と同じ奇怪な出来事、殺人鬼は現代に甦り、ふたたび大導寺一族を滅ぼそうとするのか? 著者渾身の傑作探偵小説。

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Posted by ブクログ

虫干しの日に発見したノートから始まる事件。平安時代から続く大導寺家の長男で一人息子の静音が、命を狙われる。藤枝直顕くんと静音くんの関係が、ちとヤオイちっくなのは、栗本さんの作品だからしょうがないか。大正時代に一族を滅亡させようとした殺人鬼が現代に蘇った?!大正ロマン好きの人、必読です。畜生道に落ちるとも…、哀しい恋ですね。

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2009年10月04日

Posted by ブクログ

ネタバレ

どろどろした大正時代の事件と比べると、平成の御代におこった事件がやたらちゃっちく感じるのは気のせいか。
というか、元お嬢様とはいえ、平成に生きる人が「おちごさん」と日常会話で使ったりするだろうか。
あえて、古い言い回しを使ったのか。やっかみのために。

とにかく、竜介は本当にいいキャラ。

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2014年02月15日

Posted by ブクログ

六道ヶ辻シリーズ第一弾。


平安時代から続く旧家・大導寺家。

ある日一人息子の静音は蔵の虫干しの最中、奇妙なノートを見つける。

大導寺を名乗り、一族の家系図に無い人物が記したその日記には、大正時代に一族を滅亡寸前まで追い込んだ殺人鬼の記述が。

それに呼応するかのように現代でも日記の記述と同じ奇怪な出来事が?!

過去の亡霊が蘇ったのか?

著者渾身の探偵小説が始まる!

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2009年10月04日

Posted by ブクログ

大正ゴシックホラー…とでも云えばいいのだろうか。
平安から続く名門・大導寺一族の末裔である大導寺静音が発見したノートに書かれた、大導寺家の悲劇が繙かれる。
退廃的で破滅的な雰囲気を醸していると思うので、そういうのが好きな人には堪らないと思う。ただ、推理モノというには弱いかもしれませんが。

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2009年10月04日

Posted by ブクログ

大導寺家という旧家を巡る因縁という舞台設定はとても好みです。
大正時代に起きた事件について書かれたノートの部分と、それに呼応するように事件が起きている現代の部分と二部構成。
大正時代パートが好きです。宗近父は畜生道に堕ちるほど罪作りですし、綾音と雪彦の姉弟(か兄弟か姉妹)に対する佳乃母も嫉妬にしては鬼畜ですし……とかなりドロドロしてました。よく考えると竜介もなかなかなのですがこの人は信長だと思えば納得(?)。旧家と近親相姦とアンドロギュヌス、そして抑えきれないお耽美と好み。真犯人も動機もちょっと哀しみがあります。自分の生を呪って一生を終えたのだなぁ。
現代パートは好きになれなかったです。大正パートに比べると軽く感じてしまいました。こちらも抑えきれないお耽美だったのですが、静音の喋り方が駄目で。。浮世離れしているといっても本当に大学生?と褪めてしまいました。
これシリーズなのか……以降も気になりますがどうしよう。現代パートに愛着が無い。。

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2020年08月15日

Posted by ブクログ

現代の大導寺静音が大正時代に書かれたノートを見つけたことが物語の始まり。
大正時代の本家の大導寺家の血筋が次々と殺害される。
大正ロマンが好きな人にはお薦め。

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2009年10月04日

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