ヴォイス 西のはての年代記II

ヴォイス 西のはての年代記II

〈西のはて〉を舞台にした、ル=グウィンのファンタジーシリーズ第二作!文字を邪悪なものとする禁書の地で、少女メマーは一族の館に本が隠されていることを知り、当主からひそかに教育を受ける――。

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ヴォイス 西のはての年代記II のユーザーレビュー

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感情タグBEST3

    Posted by ブクログ

    前作ギフトと同じく葛藤の中を生き抜く物語。神秘性は少ないが、人間社会に対する深い洞察がある。無血に近い革命、書き言葉の文化性、言葉の了解の深度、憎しみ、ジェンダーと色々なテーマが読み取れた。スリルや躍動感もあった。人に対する信頼を描いたのが名作の所以か。

    0
    2013年09月01日

    Posted by ブクログ

    ギフトの物語からだいたい20年後の、アンサルという都市が舞台。交易で栄えたアンサルの人々は、長らく戦争をしておらず文字を持たず唯一神のアッスを信じるオルド人に攻め込まれて久しく、占領下の町で道の長に仕える少女が自分の存在と役割を理解し成長してゆくお話です。一作目『ギフト』に出てきたオレックとグライも

    0
    2012年07月12日

    Posted by ブクログ

    魔法の存在する世界を描きながら、不思議な力よりも言葉の力に重きがおかれている。西のはて3部作の中でも特にこのヴォイスがいい。女の子が主人公だからか‥それにしてもオレックとグライがでてくるとなんとも言えない安心感。

    0
    2012年08月13日

    Posted by ブクログ

    物語の持つ力、そして詩や物語を語ることの持つ力についてル=グウィンが精緻な筆で語っている。

    大いなる変革は言葉によって可能である。それも勇ましい言葉やわかりやすい言葉ではなく、人々が自分で考えてそれぞれの言葉で語り、互いの意思の疎通をはかっていくことで可能になる。と伝えたいようだ。

    アンサルやオ

    0
    2011年11月20日

    Posted by ブクログ

    西のはての年代記Ⅱ~南のサル山を望む港町アンサルは東の砂漠から押し寄せたアスダーに占領され,多くの住民が殺され,書かれたものは悪だと多数あった書物を破棄され,17年が経過している。アンサルの実質的中心地のガルヴァマンドの主・道の長は悪魔の穴を教えなかったために拷問にかけられて両足を折られ不自由な生活

    0
    2013年02月05日

    Posted by ブクログ

    声の持つ力を感じさせると同時に本の持つ力も考えさせる。
    長い間 書物を、書く事を認めない者にねじ伏せられている町に住むメマー。
    オレックとグライがやってきたことで、転機が訪れる。創り人で語り部であるオレックは朗誦に力を持つけれど、読むことが創ることに繋がっている。読むことも話すことも力になると知って

    0
    2011年04月29日

    Posted by ブクログ

    ネタバレ

    グウィンの作品の中でどれが好き? という(ある意味とても酷で厄介な)問いを投げかけられたら、いまの私は「ゲド戦記」や「闇の左手」よりもこの本(「西のはて年代記」二巻)をえらんでしまうかもしれない。そのくらい気に入りで、また、わたしにはまだおぼろげにしかわからない深い霊性を湛えた本のように思う。物語そ

    0
    2022年10月27日

    Posted by ブクログ

    ネタバレ

    「西の果ての年代記」の第二部、『ヴォイス』。
    これは名作だった。『ゲド戦記』を読んだときの感動がよみがえって、涙が出た。
    一神教の軍事国家に侵略された自然崇拝に近い多神教の国が舞台。
    文字が邪悪なものとされ、禁書の地となっている。

    ル=グウィンは、自身の問題意識をふんだんに盛り込みながら、ファンタ

    0
    2011年04月15日

    Posted by ブクログ

    ネタバレ

    ・『ゲド戦記』の似姿
     『ギフト』でもうっすらと感じたことだが、『ヴォイス』ではさらに感じた。
     『ヴォイス』に対応する物語は『壊れた腕輪』であろう。喰らわれしものアルハは設定が完璧すぎて、テナーをお姫様にしてしまった。その反動が『帰還』で爆発し、それによって一部の読者はやっつけられてしまった。
     

    0
    2022年09月27日

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