いまファンタジーにできること

いまファンタジーにできること

『指輪物語』『ドリトル先生物語』『少年キム』『黒馬物語』など名作の読み方や、ファンタジーの可能性を追求する評論集。「子どもの本の動物たち」「ピータラビット再読」など。

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いまファンタジーにできること のユーザーレビュー

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感情タグBEST3

    Posted by ブクログ

    これを読んで、ますますルグウィンを好きになった。

    優れた小説に書く際に必要なのは、直接的な体験とことばを紡ぐ技だった。

    ルグウィンはファンタジーの匠である前に、文体の魔術師。

    0
    2025年10月18日

    購入済み

    原点回帰の書

    「童心に返る」まさにそんな気持ちにさせてくれる本。
    ファンタジーとは何か、その根本にある動物物語とは何か?を繰り返し真摯に問うエッセイ。
    夢中になって物語を読み耽った頃を思い出し、やっぱり読書っていいな、ファンタジーが好きだな、と改めて感じる一冊。

    #感動する #深い #タメになる

    0
    2022年11月18日

    Posted by ブクログ

    ファンタジーを何らかのメタファーでなくファンタジーそのものとして読むことに意味がある。そのように受け取り、それは日ごろ思い抱いていることなので力強く響いた。
    ファンタジーの魅力を伝えるための大いなる力を得た気分。

    0
    2022年03月30日

    Posted by ブクログ

    ファンタジーを愛するすべての子どもと大人へ。

    ゲド戦記のル=グウィンがファンタジーについて語ったエッセイ集。ファンタジーをよく読む人はぜひ手に取ってもらいたい。なぜ子どもはファンタジーを愛するのか、ファンタジーは子ども向けなのか、ファンタジーとは何か。よくあるファンタジーへの問いかけにル=グウィン

    0
    2022年03月22日

    Posted by ブクログ

    ゲド戦記のル=グィンによるファンタジー評。
    寓話やメッセージを分かりやすく伝えるツールとしてのファンタジーではなく、もっと本質的なファンタジーでしか描くことができないことを語るウィットに富んだテキストはとても素晴らしい。
    動物物語について語る章が特に興味深く、いくつかの類型に小説の中の動物の描き方を

    0
    2022年03月04日

    Posted by ブクログ

    ネタバレ

    アーシュラ・K・ル=グウィンによる、読み手たち(または書き手たち?)への講義録。とても面白かった! まだ生きていらして、「文体の舵をとれ」のような講義を行なっていらしたら! と心から思う。わたしはファンタジーが大好きで書いているので、不注意にならないようにやっていきたい。封建制度もどきの量産なんても

    0
    2024年01月22日

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