キラキラネームの大研究

キラキラネームの大研究

660円 (税込)

3pt

苺苺苺と書いて「まりなる」、愛夜姫で「あげは」、心で「ぴゅあ」。珍奇な難読名、いわゆる「キラキラネーム」の暴走が日本を席巻しつつある。バカ親の所業と一言で片づけてはいけない。ルーツを辿っていくと、見えてきたのは日本語の本質だった。それは漢字を取り入れた瞬間に背負った宿命の落とし穴、本居宣長も頭を悩ませていた問題だったのだ。豊富な実例で思い込みの“常識”を覆す、驚きと発見に満ちた日本語論。

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キラキラネームの大研究 のユーザーレビュー

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感情タグBEST3

    Posted by ブクログ

    身近にある現象から深い漢字のことばの森奥までたどり着いたのは感心しました。言葉の言霊は現実から離れましたが。ネーミングの原理、人名の歴史、漢字政策については丁寧に資料を集めてくれました。論述も誠実さが溢れています。特にキラキラネームそのものに対して取りすべき態度の思考、興味深いテーマを残してくれまし

    0
    2018年05月22日

    Posted by ブクログ

    ものすごく軽~い書名ですが、
    中味はなかなかの読み応え
    単なる 「イマドキの命名は…」になっていない
    読み応えのある一冊になっています

    筆者が古典文学に精通しているのも
    その論考の厚みになっていますね

    巻末の参考文献のランンアップが
    とても興味深い

    名付けの意味
    名付けもまた その時代を反映

    0
    2015年10月03日

    Posted by ブクログ

    名付けをきっかけとした、日本人と漢字との関係の歴史を考察した1冊。
    タイトルは軽いですが、中身はしっかりしていると思います。

    正しいか正しくないかは置いておいて、とても納得できる内容です。
    と同時に、我々がいかに薄っぺらな漢字の世界に生きているか、反省させられました。

    知識の浅さが若干気

    0
    2015年08月09日

    Posted by ブクログ

    面白かった。
    所謂キラキラネームと呼ばれる名前が多いのは、今日的な現象だと思っていたが、歴史を紐解いていくと、特段現代の風潮ではないことがわかった。
    それにしても、言語って奥深い。日本語に関していうなら、漢語と大和言葉のせめぎ合い(?)の歴史だ。
    当たり前のように学校で国語を学んできたが、そこには政

    0
    2023年10月30日

    Posted by ブクログ

    キラキラネームの起源、遡ること1000年以上前の話になっていて非常に面白かった。
    歴史上の有名な人物も子供には独特な名前をつけていて意外だった。
    昔は教養のある人だけが漢字を使っていたという事実を知れてよかった。

    0
    2021年09月23日

    Posted by ブクログ

    色々と事例に踊らされてる感じはすごい
    最後の章にあった
    当用漢字が設定されたことによって
    漢字の敷居が下がって「漢字感覚」みたいなものが変化していったから、キラキラネームにつながったのだ
    という考えには一理あるし、
    キラキラネーム自体への否定以外の捉え方なのかなって思った

    0
    2020年12月03日

    Posted by ブクログ

    子供への名付けほど迷うものはない。
    字画、音、漢字、意味、言いやすさ.....。
    迷いに迷い、最近の名付け本などを開くと、眩しすぎるお名前ばかり。
    いや、やっぱりここは中学時代から考えに考え抜いたあの名前でいこう!
    そして保育園に通うことになって、同じクラスの子供達の名前を聞いてみると、かわいいしか

    0
    2017年03月16日

    Posted by ブクログ

    p.218
    彼らは、漢字の素養に支えられてきた伝統的な漢字の常識に囚われていない。いや、「囚われていない」というより、旧来の常識を「知らない」と言ったほうが正しい。ましてや、その常識が、「漢和辞典」的な規範にのっとりながらもマニュアル化されたものではなく、高い教養によって制御していく曖昧なものだと

    0
    2019年08月02日

    Posted by ブクログ

    名前の付け方、読み方について詳細に記されており、読む価値のある本です。タイトルは軽いですが中身はまっとうで社会人の知識として損はないものです。

    本書第六~第七章の考察で多くは理解できます。
    字の持つ意味を無視した漢字を用いことへの解釈は丁寧に解き明かされていますが、私には文化的側面が抜け落ちている

    0
    2015年08月11日

    Posted by ブクログ

    いわゆるキラキラネームが今なぜマジョリティになりえたのか。
    読みづらい名前、おいおいな名前は昔からあった。
    そもそも、日本語とは、漢字とは、日本人の名前とは、といろんな観点から切り取って見せてくれる。
    これは面白かった。

    何より、ぼく自身の名前自体が、それなりに「キラキラネーム」の一派だったことを

    0
    2015年07月14日

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