韃靼疾風録 (上)

韃靼疾風録 (上)

963円 (税込)

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なぜか九州平戸島に漂着した韃靼公主を送って、謎多いその故国に赴く平戸武士桂庄助の前途になにが待ちかまえていたか。「十七世紀の歴史が裂けてゆく時期」に出会った二人の愛の行方を軸に、東アジアの海陸に展開される雄大なロマン。第十五回大佛次郎賞受賞作。

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  • 韃靼疾風録 (上)
    963円 (税込)
    なぜか九州平戸島に漂着した韃靼公主を送って、謎多いその故国に赴く平戸武士桂庄助の前途になにが待ちかまえていたか。「十七世紀の歴史が裂けてゆく時期」に出会った二人の愛の行方を軸に、東アジアの海陸に展開される雄大なロマン。第十五回大佛次郎賞受賞作。
  • 韃靼疾風録 (下)
    963円 (税込)
    「野蛮の勃興こそ歴史の跳躍台である」。文明が衰退した明とそれに挑戦する女真との間に激しい攻防戦が始まった。世界史を切り開く動乱に翻弄される韃靼公主アビアと平戸武士桂庄助を中心として、様々な人間が織りなす壮大な歴史ロマン。第十五回大佛次郎賞受賞作。

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韃靼疾風録 (上) のユーザーレビュー

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感情タグBEST3

    Posted by ブクログ 2023年05月16日

    歴史小説にしてはかなりの移動距離がある。主人公の立場が事変に関してあまり重要ではないためちっぽけな存在という感が否めないが、そこはファンタジーと思えばカバーできるかも。明末清初の変遷の様子が面白かった。万里の長城越えはもっと盛り上げてほしかった。

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    Posted by ブクログ 2021年04月29日

    久しぶりに司馬遼太郎の本を読んだ。所々にその時代の背景や考察が書かれていて、やっぱり司馬遼太郎調の文章だなと思った。しかし史実と物語が重なり合っているので全体として史実だと思ってしまうんだな。明から清にかけての流れが分かって面白い。物語ではあるが。清はモンゴルと違って女真なんだなと言う事がよく分かる...続きを読む

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    Posted by ブクログ 2019年01月31日

    明から清へ、中国王朝交替の激動を描く長編小説。前半はアビアと庄助の恋愛が、後半は激闘のアクションシーンが見せ場になっていて、上下巻で千ページを越える長編ながらまったく飽きさせない。 著者あとがきに曰く、「人も事件もことごとく数奇である」。

    漢族、女真族はもちろん、日本、朝鮮の比較文化論としても面白...続きを読む

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    Posted by ブクログ 2016年09月14日

    題名からしてとっつきにくく、しかも舞台が中国ということで、司馬遼太郎の長編で唯一未読のこの作品を手に取った。
    漂着した女真の王族の娘を国に送り返す命(めい)を受けた平戸藩士庄助が、明から清へと変転する中国の歴史をその内側で体験する歴史巨編。

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    Posted by ブクログ 2015年07月11日

     司馬遼太郎レビュー100冊記念本なのである。縁があって司馬遼太郎を読み続けてはいるが、これは全て他薦である。100冊レビューにして心底好きな作家と言えないところに司馬遼太郎の深みがあるのかもしれない。まだまだ未読の司馬本が本棚に山と積まれている(苦笑 韃靼疾風録レビューは下巻にて

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    Posted by ブクログ 2012年04月21日

    関ヶ原から十年二十年経ったあたりの日本から話が始まる。
    新しい世になった日本と、終末の近い明と、勢いの増してきたヌルハチなど女真族、そして明を倒して順を打ち立てた勢力(李自成)がちょっと出てくる。

    上巻は主人公の周りで起こる話が多く、下巻は大きな時代の流れを俯瞰する形で描かれている。
    下巻の時代の...続きを読む

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    Posted by ブクログ 2011年03月25日

    学生時代、中国の歴を
    「いんしゅうしんかんぎごしょくずいとうそうげんみんしんかん」
    と、念仏のように唱えて覚えた記憶がある。
    それらは単に年号であってその区別にさしたる意味はないと思っていた。
    けど、「明」から「清」に至るにはこんなんも重要な意味があるのだと
    いうことを知るうえでとても参考になる小説...続きを読む

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    Posted by ブクログ 2009年10月04日

    初めて読んだ司馬遼太郎モノ。大学時代に友人に勧められたら面白くて、しばらく司馬モノを続けて読むきっかけになった。平戸に漂着した女真族の姫を、日本の武士が送り届ける。明から清へ王朝が移行する激動期を舞台に2人の恋愛を絡めた冒険譚。モデルになった人物や事件があったわけじゃなく、司馬さんのオリジナルだそう...続きを読む

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    Posted by ブクログ 2016年08月20日

    海外旅行なんて当然のことながら一般的でない時代。
    凄い冒険です。
    そして、歴史的な裏付けが凄い。
    まるで、ノンフィクションを読んでいるような気になります。

    0

    Posted by ブクログ 2012年01月17日

    馴染みのない人名・地名にかなり苦戦。
    ここでも、この時代のこの地域の地図が欲しい。

    先は長い。

    0

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