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Posted by ブクログ
2017年1月
前作「下流老人」がベストセラーになり、多くのメディアで下流老人という言葉が聞かれるようになった。しかし、どうも多くの人は下流に陥る原因を、「自己責任」にしたがる傾向にあるようだ。
この本は、単に「自分が下流に陥らないにはどうすべきか」という問いに答える本ではない。恥ずかしながら、私も自分の老後について不安があったのでこの本を手に取ろうと思っていた。
では、著者はどのような事を訴えたかったのだろか。
それは日本の社会保障システムの脆弱さではないだろうか。
下流に陥る原因は様々ではあるが、少なくとも国が助ける事は出来る。しかし現実には、社会保障に充てられる予算は決して多くない。そんな現状を変えるためにこの本が書かれたのだろう。だから決して老人をいかに助けるか、といった観点だけで語られることはなく、広く日本に生きる我々が少なくとも住居や生活の心配がなく生活ができるために何が必要なのかを考えさせらる本になっている。
個人的には、教育に携わる仕事をしているため、大学の学費(特に国立大学の学費)が非常に高額な日本の現状が変わっていくことを望んでいる。また、最近話題になる生活保護の家庭に生まれた子供が大学に行くことができない制度など、貧困のループをなんとか改善できればと思う。
Posted by ブクログ
『続・下流老人』
[期日](2026.06.03・水)
[会名] 『続・下流老人』
[著者]藤田孝典
[出版]朝日選書:597
[要旨]
・世界一老後が過酷な日本の行くべき道。
[感想]
・一番ショックだったのは、
「下流老人」の問題は、
"今のままでは"解決出来ない
と、断言されてしまっていること。
・「下流老人」が何より身近な自分に
とっては、見につまされる記述
ばかり。
・"下流老人"を生み出すのは、
日本の社会システムの歪である。
生活必需品が商品と化している
日本の不合理。
・それでも、
解決する方法はコミュニティの復活
と立ち上がる著者の心意気に感心する。
[総評]
◎非就業コミュニティを大切にしよう。
Posted by ブクログ
少し前に、老後の生活の為に必要な金額が示されていましたよね。
その金額があったとしても、不慮な病気、事故、予期せぬ扶養家族増加(子どもが孫を連れて転がり込んでくる、親を引き取ることになる等)によって、年金をそれなりに受け取っていようと、2000万円持っていようと下流老人になる可能性は誰にでもあるのだ、ということに衝撃を受けました。
以前、消費税をアップさせる際、「社会福祉」に利用する、というのを私自身も聞いていましたが、ふたを開けてみると、実際に福祉に利用されたのは、そのうちのほんの僅かな割合だったとか。
今回の増税はどうなんでしょう。
全体が底上げしてもえらえるのであれば、増税は我慢するかな、と思うのですが、今の政府は、何だかお金がうまく使ってもらえる気がしないのです。
その場をしのぐだけの発言、政治ではなく、長期戦で考えてほしいと思います。
そうでなければ、現在の仕組みでは一生、それこそ死ぬまで働き続けなければいけないそう。
でも高齢になるにつれ、頭も体も若いときの様には動かなくなるでしょうから、これは現実的ではない。
現状を打開するには、著者の提案が今のところ一番現実的なのかな、と感じました。
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