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訳者の平川さんは、ダンテ の神曲を原語イタリア語で読みたい訳したいという子どもの頃からの願いを持ち続けて、その夢を果たされたと記憶しています。
神曲大好きという思いがヒシヒシと伝わってきて、ほんと読みやすいと思います。訳してくださってありがとうございます!といった感じです。
Posted by ブクログ 2018年01月06日
2009年1月16日~17日。
右のほほを打たれたら相手の左のほほを殴り返せ!
というキリスト教の教えの本(キリストはそんなことはもちろん説いていないが)。
自意識過剰男ダンテ(作者が作中の登場人物)が自分の気に入らない人間を地獄に落として呵責に苦しませている。
そんな感じ。
つ...続きを読む
Posted by ブクログ 2014年06月08日
崇高すぎて敷居が高く敬遠していたが、ドラマ「BORDER」の謎解きに出てきたので読んでみた。ダンテがラテン語ではなくトスカーナ方言で書いたのは、より多くの人に読んでもらいたかった故だろうし、分かりやすい平川訳で読んで正解だろう。
「神曲」というタイトルは森鷗外の紹介文からきていて、原題は「喜劇」とい...続きを読む
Posted by ブクログ 2013年11月13日
いやあ楽しかった!ーー
目の前に現れるリアルな地獄の凄絶なこと!
おびただしい罪人がさまざまな苦行を強いられて、苦しんでいる。
それをただただ目にし、目的地へそぞろ歩いていく。
ダンテのおののきがこちらまで伝わってくる。
読む前はもっと抽象的で難解な作品だと思っていた。
それぞれの歌の前に訳者に...続きを読む
Posted by ブクログ 2013年06月05日
2000年のロンドンの「タイムズ」紙で「過去千年間の最高傑作は何か」というアンケートで選ばれた、700年以上も前の作品。
ダンテがウェルギリウスの案内によって地獄・煉獄・天国への旅に出る。そこで様々な地獄絵図に遭遇する。
蛇に巻かれた男が出てきたり、自分で自分の首を取って手で持ち歩く男がで...続きを読む
Posted by ブクログ 2013年04月27日
ダンテの想像力、構成力に脱帽。それを大変解りやすく訳し、そして注釈をつけている、平川氏に感謝です。
当時のイタリアで、l知りうる限りの歴史、自然、天文、数学などをふんだんに散りばめて死後の世界を描いてあり、おどろおどろしい場面がたくさんありながらも、楽しんで読めた。
注釈のなかに『往生要集』がで...続きを読む
Posted by ブクログ 2012年10月18日
ダンテが実際に体験したこととして描かれた地獄をダンテの驚異的な想像力と知識の深さでディティールにまで緻密に描いている。かなり構えて読む類いのものと思っていたけれど、そんなことはなく軽い興味だけでも楽しめる。地獄を見たい人、旅してみたい人にオススメ。案内人は詩人ウェルギリウス。現実にいた人物や神話の人...続きを読む
Posted by ブクログ 2022年08月17日
ようやく読み終えたという感じ。
かなり読みにくい印象。
キリストを裏切ったユダや、カエサルを暗殺したブルータスやカシウスが地獄の底にいるのはわかるが、マホメットさえも地獄にいるのには驚き。
ローマカトリックのようなキリスト教の立場からすれば異教徒であるマホメットは大罪なようである。
善悪で人を捌くこ...続きを読む
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