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Posted by ブクログ
このひと不思議だなあ、と思っていたらあとがきで的確に表現されていて、それそれ!と膝を打つ。マルコ、テルミーと読んできたけど、この人は本当にぶれない。かんたんなのにつかめない。さくさくなのにもやもやすっきり。
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「夢中になるのは期間限定。本気になったら永遠を目指す」
今の状態がいやで、良くなりたいなら、でたらめにでも何かやったほうがいい。
おじさん、そういうときは、頭をからっぽにして、さっさとやってしまえばいいんじゃないかな。テレパシーで彼に語りかける。私も、深く考えないまま、アフロにしちゃったよ。やってみると、案外、どうってことない。私ってこういうこともする人間なんだな、ってわかっただけ。時間の進み方が変わるわけでなし、見えなかったものが見えるわけでもなし、生活はそれまでと同じに流れていく。おじさん、滝に打たれなよ。もしかしたら、なんかいいことあるかもしれない。なかったとしても、そこで震えてるよりはましだと思うよ。
Posted by ブクログ
あっさり読んでしまった。
文章に癖がないからスラスラ読めるし、違和感であるべき場所が違和感に感じない、みたいな、栗田有起さんの作品を言うならばそんな感じ。
それを解説のいしいしんじさんが上手いこと言ってた。
『ハミザベス』も『豆姉妹』も、主人公は悩んでるはずで、寂しいはずでどうしていいか分からないはずなのに、寂しさがない。むしろ、なんてさっぱりしていて付き合いやすそうな子なんだっていう主人公たちだから、読んでいて辛くない。自分の道を切り開いていく強さみたいなのを持っている彼女たちが好きだ。
そして毎回すっきりした気持ちにさせてくれる文章を書く栗田さんが好きだ。
Posted by ブクログ
栗田さんの作品2冊目。
【ハミザベス】まるで友達の話を聞いているように話は進み、終わってしまった。。。
そうそう、それくらい身近にありそうな話。でも、絶対に無いだろうな、っていう。
不思議な感覚で読んだのは、オテルモルも一緒だけど、また一味違った作品でした。
人は、突然の贈り物をもらったら何を失うのか?それとも失わないのか。
人は、突然大切な人を失ったら、何を悟るのか。
バランスを保つ事を辞めない=生きる。
そんな事を思った作品。
【豆姉妹】これはこれは、面白かった!
こんな姉妹を知り合いに欲しい。でも、自分がなりたいとは思わない。
人はいつか、自立して生きなければいけないの?
でも、依存できる環境があれば、甘えったっていいじゃん?
きっとこの姉妹+1は素敵な人生を歩むんだろうな。
Posted by ブクログ
多くの人が言っているように表題作の『ハミザベス』より、同録の『豆姉妹』の方が楽しい作品です。突如成り行きと思い付きで巨大アフロヘアにしてしまった女子高生の主人公の様子が何とも笑えしまいます。
この2週間ほど、栗田さんの作品を遡るように読んできました。
過去に戻れば戻るほど、不思議な舞台設定は現実的になって行きます。栗田さんのデビュー作であるこの本では、確かに奇妙な設定もあるのですが(例えば巨大精子・卵子)、それは物語の片隅に追いやられています。ただ、どこか不思議な雰囲気をもつ登場人物は最初からあるようです。
どんどん個性が際立ってきている作家さんのような気がします。
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07-033 2007/04/05 ☆☆☆☆
直前に読んだ絲山秋子さんの「イッツ・オンリー・トーク」のように、どこか淡々とした味わいのある作品です。
ちょっと不思議な雰囲気を持つ花野さん。中学時代に恋愛関係になりかけたけど虚弱体質の私を気遣ううちに家族のようになってしまった彰。更年期障害に苦しむ母親。そんな人たちと、奇妙に素直な主人公たちの係わりが、少しユーモラスに描かれます。こうした人間関係が主題なのかな。
それにしても、途中出てくる巨大精子・卵子の話は何でしょう?「豆姉妹」には巨大アフロヘアーが出てくるし。栗田さんは巨大物好き?
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