【感想・ネタバレ】ハミザベスのレビュー

あらすじ

【第26回すばる文学賞受賞作】はたちの誕生日を前に、死んだと思っていた父が本当に死んだらしい。マンションを一部屋とハムスターを遺産として受け取った、まちる。母と暮らした家を出て、地上33階で静かに重ねる日常。元恋人の幼なじみや、父の同居人だった女性との不思議な関係と友情……。不器用なやさしさをユーモアでくるみ、流れる会話でつむぐ、新しい小説世界。注目作家のデビュー作ほか『豆姉妹』収録。

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Posted by ブクログ

このひと不思議だなあ、と思っていたらあとがきで的確に表現されていて、それそれ!と膝を打つ。マルコ、テルミーと読んできたけど、この人は本当にぶれない。かんたんなのにつかめない。さくさくなのにもやもやすっきり。


*・*・*・*・

「夢中になるのは期間限定。本気になったら永遠を目指す」




今の状態がいやで、良くなりたいなら、でたらめにでも何かやったほうがいい。





おじさん、そういうときは、頭をからっぽにして、さっさとやってしまえばいいんじゃないかな。テレパシーで彼に語りかける。私も、深く考えないまま、アフロにしちゃったよ。やってみると、案外、どうってことない。私ってこういうこともする人間なんだな、ってわかっただけ。時間の進み方が変わるわけでなし、見えなかったものが見えるわけでもなし、生活はそれまでと同じに流れていく。おじさん、滝に打たれなよ。もしかしたら、なんかいいことあるかもしれない。なかったとしても、そこで震えてるよりはましだと思うよ。

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2014年02月12日

Posted by ブクログ

「ハミザべス」と「豆姉妹」。
栗田さんは初読みなのですが、
ちょっとビックリするくらい、どちらも抜群に良かったです。
読み始めから終りまで、とにかくずーっと心地良く、
あっけらかんとした清々しい語り口と独自のユーモアに、
すっかりガッツリやられてしまったのでした。

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2013年03月08日

Posted by ブクログ

あっさり読んでしまった。
文章に癖がないからスラスラ読めるし、違和感であるべき場所が違和感に感じない、みたいな、栗田有起さんの作品を言うならばそんな感じ。
それを解説のいしいしんじさんが上手いこと言ってた。

『ハミザベス』も『豆姉妹』も、主人公は悩んでるはずで、寂しいはずでどうしていいか分からないはずなのに、寂しさがない。むしろ、なんてさっぱりしていて付き合いやすそうな子なんだっていう主人公たちだから、読んでいて辛くない。自分の道を切り開いていく強さみたいなのを持っている彼女たちが好きだ。
そして毎回すっきりした気持ちにさせてくれる文章を書く栗田さんが好きだ。

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2012年02月07日

Posted by ブクログ

ハミザベス。

ハムスターの名前。

なんてピッタリな可愛い名前。

ハミザベスもじわじわと染みいるお話だが、収録されている「豆姉妹」のことを語らずにしてどうする。と思わずにはいられない。

「豆姉妹」

なぜ、こんな楽しい話が生まれてきたのか。と思った。寂しいのに面白い。会話のテンポが良い。突拍子もないストーリー展開なのに違和感がない。頁をめくるたびに笑ってしまう。しんみりしてしまう。

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2011年06月06日

Posted by ブクログ

栗田さんの作品2冊目。
【ハミザベス】まるで友達の話を聞いているように話は進み、終わってしまった。。。
そうそう、それくらい身近にありそうな話。でも、絶対に無いだろうな、っていう。
不思議な感覚で読んだのは、オテルモルも一緒だけど、また一味違った作品でした。
人は、突然の贈り物をもらったら何を失うのか?それとも失わないのか。
人は、突然大切な人を失ったら、何を悟るのか。
バランスを保つ事を辞めない=生きる。
そんな事を思った作品。
【豆姉妹】これはこれは、面白かった!
こんな姉妹を知り合いに欲しい。でも、自分がなりたいとは思わない。
人はいつか、自立して生きなければいけないの?
でも、依存できる環境があれば、甘えったっていいじゃん?
きっとこの姉妹+1は素敵な人生を歩むんだろうな。

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2010年09月07日

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高校生くらいの時に読んで好きになった作家。
新鮮味は薄れたけど、まだ結構好きだった。

表題作の「ハミザベス」よりも私はナンセンスな「豆姉妹」の方が好みではあります。
文庫版持ってるんだけど、いしいしんじの解説がとても「しっくり」って感じ。
あっさりとした文体、唐突な出来事、あるようでないようなストーリー、押しつけがましくない価値観の書き方、適当な会話(笑)。
本当の日常生活ってこんなもんだよね、小説には思慮深い主人公が多いんだけど、この人の書く主人公はあっさりしてて好きだよ。
愛嬌があって、好き。

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2010年07月23日

Posted by ブクログ

2つのお話。
今回も、不思議なことを躊躇なくしちゃう、気持ちは普通の主人公のおはなし。
あぁ、この、違和感のある自然さがくせになる。

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2018年08月15日

Posted by ブクログ

いい意味で実にサバサバしている。
スキッと簡潔な文体も、ストンストンとしたよどみのない空気感も。
出てくる人々が、とても魅力的。
会話部の掛け合いなどは、ちょっとしたコントのよう。

主人公の、ひょうひょうと目の前にあることをそのまま受け入れる姿が、楽しく心地良い。
軽快だけれど、軽々しいというのとは全く違う感じ。
常にやさしさがある気がした。

おもしろかった。
私は好きだな。

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2014年08月08日

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多くの人が言っているように表題作の『ハミザベス』より、同録の『豆姉妹』の方が楽しい作品です。突如成り行きと思い付きで巨大アフロヘアにしてしまった女子高生の主人公の様子が何とも笑えしまいます。
この2週間ほど、栗田さんの作品を遡るように読んできました。
過去に戻れば戻るほど、不思議な舞台設定は現実的になって行きます。栗田さんのデビュー作であるこの本では、確かに奇妙な設定もあるのですが(例えば巨大精子・卵子)、それは物語の片隅に追いやられています。ただ、どこか不思議な雰囲気をもつ登場人物は最初からあるようです。
どんどん個性が際立ってきている作家さんのような気がします。

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07-033 2007/04/05 ☆☆☆☆

直前に読んだ絲山秋子さんの「イッツ・オンリー・トーク」のように、どこか淡々とした味わいのある作品です。
ちょっと不思議な雰囲気を持つ花野さん。中学時代に恋愛関係になりかけたけど虚弱体質の私を気遣ううちに家族のようになってしまった彰。更年期障害に苦しむ母親。そんな人たちと、奇妙に素直な主人公たちの係わりが、少しユーモラスに描かれます。こうした人間関係が主題なのかな。
それにしても、途中出てくる巨大精子・卵子の話は何でしょう?「豆姉妹」には巨大アフロヘアーが出てくるし。栗田さんは巨大物好き?

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2016年05月29日

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ネタバレ

面白かったー!
会話のテンポが良かった。
アフロが良かった。
青年海外協力隊って一瞬だけど出てきた。
ちょっとあり得ない感じのストーリーだったけど、なんかとても面白かった。
締め方が好き。

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2013年04月04日

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ハミザベス・豆姉妹の2編が入っている。解説がいしいしんじだったので、購入。

ハミザベスは話に登場する動物の名前。最初この題名を見て何か深刻な話かと思ったら、とても楽しい話だった。そして名前の由来も可愛い。でもどちらかというと豆姉妹の方が面白い。要所要所笑いがある。どちらの話も日常の淡々とした話のようで、そうでもなかったりする。作風的には川上弘美さんとか長嶋有さんとかに似ているような。読後感のさわやかさや満足度が似ているのかな。繰返し読めそう。豆姉妹・・。お勧め。

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2011年06月11日

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ネタバレ

栗田さんの小説は変な(いい意味で)中毒性があると思う。
思いもよらない着地点。読み終えた後は、しばしぼうっとなります。脱力。。それが心地よいわけです。

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2011年08月19日

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◇あらすじ◇
一歳の時に別れ、母から死んだと聞かされていた父の遺産を、20歳の誕生日の前に相続することになった主人公、まちる。父が彼女に遺したものは、高層マンションの一室と、ハムスター1匹であった。
遺産を相続した彼女”まちる”と、父と何やら複雑な関係であった更年期障害の母”梅子”、父の同居人で遺言執行者である”あかつき”、幼馴染で美容師の”彰”が繰り広げるユーモラスでどこか不思議な、非日常的日常の物語。


◇感想◇
解説者”いしい しんじ”の『何が起きたのか分からないけれど、なんだかおもしろかったので、もう一周してみよう』というコメントは、まさにこの作品を表してるな、と思います。
全体的にローテンションなのにどこかコミカルな会話、唐突で不可思議な展開なのにそれをナチュラルに受け入れる登場人物、そして最初は作品に反発しそうになるも夢中になって読んでいる読者、私。
この本の読み方は、書かれている内容をあるがままに受け入れ、感じとることなんだと、最後の方になって気づきました。

読み終わった直後に、「素直な気持ちで最初からもう一度読みたい」と思えた初めての本です。お勧めします、ぜひ読んでみてください。

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2010年05月24日

Posted by ブクログ

誰でもいいからデビュー作を読んでみたくて。

おもしろかったです。
ハミザベスかわいいし、まちると、そのまわりの人間関係の微妙さがいとおしい。
会話がすごい多いです。ほんとはそういう小説苦手なんですが、この人のはいけるみたいです。流れるようで、笑えるという意味でおもしろい。

あと、豆姉妹もよくわかんない感じがよかった。心地いい。


解説がいしいしんじさんだったのが実は購入した決め手でした。

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2010年01月11日

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烏龍茶の犠牲者。
設定が、消化してない。
父のこと。

生理のない女の子のはなし、泣きそうになる。

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2009年10月04日

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テンポがよい。
小気味よい。
淡々としてるのに突拍子もなくて、ついつい笑ってしまう。
豆姉妹にはやられました。なんとなくアフロってなんだよ。

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2009年10月04日

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「ハミザベス」より「豆姉妹」の方が好き。
自分が何なのかわかんなくて、何を求めてるかもわかんなくて、さらに自分の分身のようだった姉はSMクラブで働きだして…。自分が自分でなくなるような感じもしつつ、姉に頼らず「自分」というものを考えなくちゃいけない、独り立ちしなくちゃいけない、といったような、でもどうしていいのかわからない、そういうもやもやとした感じ。とりあえずアフロにしてみた、なんてくすりと笑えておもしろい。会話もぽんぽんと、淡々とおもしろい。

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2009年10月04日

Posted by ブクログ

「お縫い子テルミー」に続けて読みましたが、この人の書く世界観、面白い。「真顔で突拍子もないこと言う人」って印象です。

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2010年03月22日

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いしいしんじさんが解説してたから読んでみた。会話会話会話が続く。結構過激なこと描いてあるんだと思うけど凄く登場人物たちが淡々(冷めてるのかな〜)としてるからそうでもないように感じてふしぎ。

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2009年10月07日

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母親と二人暮らしをしていたまちるは、ある日、自分が生まれてすぐに出ていったという父が亡くなり、遺産とマンションを残していたことを知る。その父と同居していたという女性あかつきから、マンションやお金とともに、一匹のハムスターを譲り受け、マンションの33階でハムスターとともに一人暮らしをすることにした。

純文学と言うほど純に文学をしているわけでもない中編2作。表題作の方は、ひたすら淡々と、三好銀の漫画のような、乾いた淡々とした作風で、その一方で冷たくて硬いというわけでもないというなんとも不思議な作品だ。

父の秘密、あかつきの秘密は、「は?」となる話なのだが、その部分を除いても十分に話が成り立っているので、なんでそれを入れたんだろう?という部分が逆に気になる。

もう一本も、SMの女王になるという姉と、姉に憧れているのだろうという義理の弟との不思議な生活の話かと思いきや、後半そうなんの?という話。

全体に、わけもわかるし、難しいことも何もなく、でもなんか、そうはならんやろという話が、読んでいる方の葛藤も何も無視してどんどん進んでいくのが醍醐味なのだろう。

そう、意味は十分以上にわかってしまう。「わからないから嫌い」みたいな話にはならない。ただ「は?」となることはうけあい。一度読んで見られればよろしい。

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2025年12月05日

Posted by ブクログ

中を読むまでは、ハミザベスってハサミとか妖怪とかだと思ってた…
何気ない会話が続くシーンが多く、何気なさと作者の作為の間を漂っている感じがする。

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2018年05月16日

Posted by ブクログ

なるほど、女性作家にはこのような、なんと名付けてよいかわからないが、不思議系というか、語らず系というか、そのようなジャンルがあるようだと最近わかってきた。意味あるんだかないんだかわからぬエピソードが積み重なって、何処に行くかもわからぬまま流れ去るという感じ。
個人的には豆姉妹の方が好み。寄り道するのも大事なことである。

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2016年03月14日

Posted by ブクログ

【本の内容】
はたちになる直前、ハムスターとマンションを相続した、まちる。

実家を出て、一人暮らしを始めるが…。

奇妙な設定を静かなユーモアで包んだ、注目作家のデビュー作ほか『豆姉妹』収録。

第26回すばる文学賞受賞作。

[ 目次 ]


[ POP ]
なんというか実にあっけらかんとした小説だ。

登場人物達の意外な設定に驚き、話がどんどん思いもよらない方向へ転がってびっくりする。

「ハミザベス」では、今まで会ったこともなかった父が死に、まちるは父と一緒に住んでいた若い女性からハムスターと遺産のマンションを譲り受け、そこに住むことに。

更年期障害に苦しむ母。

突然の明らかになる出生の秘密。

「豆姉妹」では、看護婦だった姉が突然SMクラブの女王様に転職。

姉にそっくりの妹は、そんな行動に戸惑いを隠せない。

そしてなぜか衝動的に髪型をアフロにする。

こう書くと余談を許さないような展開になっていきそうでしょう?

確かになってゆく。

でも、読後は「ふーん」という感じ。

他人から見るとずれているように見えるけど、本人にしてみればいたって普通の日常なの。

そんな風に描き出してしまうこの作者って、いったいどんな冷静な観察眼を持っているのやら。

不思議だ。

それにしても印象は強くないのに、この作風にははまるし面白い。

他の作品も読みたくなる。

[ おすすめ度 ]

☆☆☆☆☆☆☆ おすすめ度
☆☆☆☆☆☆☆ 文章
☆☆☆☆☆☆☆ ストーリー
☆☆☆☆☆☆☆ メッセージ性
☆☆☆☆☆☆☆ 冒険性
☆☆☆☆☆☆☆ 読後の個人的な満足度
共感度(空振り三振・一部・参った!)
読書の速度(時間がかかった・普通・一気に読んだ)

[ 関連図書 ]


[ 参考となる書評 ]

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2014年08月27日

Posted by ブクログ

「ハミザベス」「豆姉妹」二作の中編が入っていますが、二つの作品とも普通のこと、起こったことを淡々と書きながら不思議な雰囲気を感じさせる作品ですね。

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2014年03月10日

Posted by ブクログ

この作家は平易な文章で、すごく読みやすい。
そして毎回、主人公の環境は特殊。なのに、主人公はその環境を特に憎んだりせず、前向きな姿勢を崩さない。
「ハミザベス」も「豆姉妹」も、淡々として、すごく客観的に物事を見てて、ちょっと現実離れしてるんだけど、そんな雰囲気が好きだ。

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2013年12月03日

Posted by ブクログ

ハミザベスって呼びづらいと思う。。

よくある話なのか
ありえない設定なのか
だんだんわかんなくなってくる。
それでも読みやすかった。

豆姉妹もおかしい話なりに楽しめました。

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2013年03月12日

Posted by ブクログ

ほのぼのする会話だったり、面白い返しするな~とか、言う言うこんなことみたいな。フッとどこかの会話を切り取ってきた感じ。良かった。スーッと頭に入って来て、馴染んじゃう。もう何言ってんのか自分でも分からん!けど、なんか色々あった気がする。
和むとはまた違う何か。何か悩んでる時に読めば、前向きになれる気がする。

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2013年01月18日

Posted by ブクログ

好きだなーこの懇切丁寧な文章。
豆姉妹のアフロのくだり、ガツンときた。

デリケートだけど、心は丈夫で、ある意味冷静。
消化するのが上手なひとなんだと思う。

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2010年10月10日

Posted by ブクログ

オテル モルよりもっと軽快なおはなし。現実の世界のようで、数ミリずれている世界がここちよい。
淡々と進んでいくのに、なぜか物足りなくない。でもなんどもくりかえし読みたくなる。

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2009年10月04日

Posted by ブクログ

 私はこの本を売るだろうと思う。
 いや、つまらなかったんじゃない。だいぶ面白かったんです。よく考えたらかなりぶっとんだ内容なのに、まるで誰にでもおこりうる当たり前の日常のように描ききっているところが恐ろしい。面白いよ、本当にー。
 でも売る。なぜなら、あまりにもありふれた日常のように描かれているから。普通の日が思い出にならないのと同じことで、この本をわざわざ残しておくものではないように感じるからです。この本は私にとって、通り過ぎるひと時の幸福でいい。

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2016年01月05日

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