ブックライブでは、JavaScriptがOFFになっているとご利用いただけない機能があります。JavaScriptを有効にしてご利用ください。
無料マンガ・ラノベなど、豊富なラインナップで100万冊以上配信中!
来店pt
閲覧履歴
My本棚
カート
フォロー
クーポン
Myページ
2pt
本巻は、いわゆる宇治十帖とよばれる巻である。「橋姫」の巻から「夢浮橋」の巻まで、宇治を舞台に、物語は繰り広げられる。光源氏亡きあと、その子(実は、柏木と女三の宮の子)薫の恋愛、帝の第三皇子匂宮の情熱を描き出す。『源氏物語』への尽きせぬ愛をこめて、現代語訳「円地源氏」ここに完成。
アプリ試し読みはこちら
※アプリの閲覧環境は最新バージョンのものです。
1~3件目 / 3件
※期間限定無料版、予約作品はカートに入りません
Posted by ブクログ
第三巻は、宇治十帖。宇治といえば、百人一首にも選定されている和歌、我が庵は都の辰巳鹿ぞすむ世を宇治山と人は言うなり、が思い出されます。そして、宇治十帖はそのイメージに近いものがあります。 女三の宮と光源氏の息子、薫(柏木との罪の子)。 朱雀院の息子の今上帝と明石の中宮の息子、匂宮。 匂ふ兵部卿と薫の...続きを読む中将。ネーミングも素晴らしい二人の新ヒーローの愛の苦悩の物語です。 ヒロインは、宇治に隠れるように暮らす姫二人とその異母姉妹。桐壺院の第八皇子の娘達。八の宮は、政治的政略の波を受け、不遇の生涯を宇治で娘を慈しみながら過ごしました。 そして、美しい姫あり、と知った二人の貴公子の恋の鞘当てという感じ。 宇治十帖は、まだきちんと読んでないので、これからですね。これまで、宮中の女性たちが、家を背負い政治的に動いていた事を思えば、宇治のお姫様は、思い悩むし自信がないし、普通の女の子の恋愛苦悩に近いのかなと思いました。 円地さんは、この三巻を完成した後、間もなく亡くなられたようです。
宇治十帖が書かれています。一番の無情感が出ている話なのでしょうが、薫にも匂兵部卿宮にもあまり魅力を感じないし、浮舟などイラッとさせられてしまうのです。 ただ、漫画で読んでいたよりも、浮舟の後悔や苦悩が文章で伝わってきました。
第3巻は、「宇治十帖」。浮舟をめぐる薫と匂宮のドラマをえがいた「宇治十帖」です。 ストーリーを把握するためには十分な内容ですが、紫上や明石の君など源氏を取り巻く女性たちにくらべると、大君、中君の姉妹にしても浮舟にしても人物像が明瞭になっておらず、いったい薫と匂宮の二人は彼女たちのどこに魅かれたのか...続きを読む、わかりにくいように感じました。もっともこれは原作の問題で著者の責任ではないのかもしれませんが。
レビューをもっと見る
新刊やセール情報をお知らせします。
私の古典シリーズ
新刊情報をお知らせします。
円地文子
フォロー機能について
「集英社文庫」の最新刊一覧へ
「小説」無料一覧へ
「小説」ランキングの一覧へ
源氏物語私見
女面
朱を奪うもの
江戸文学問わず語り
女の繭
川波抄・春の歌
菊慈童
「円地文子」のこれもおすすめ一覧へ
一覧 >>
▲円地文子の源氏物語 巻三(わたしの古典シリーズ) ページトップヘ