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「源氏物語」は、光源氏の物語と言っていい。理想の男性光源氏が栄華の絶頂にあった華麗な壮年時代、40歳を過ぎて、その晩年の深い内面的苦悩は……。藤壼の宮の御前で行われた、絵合せを描く「絵合」の巻から、光源氏の死を暗示する「雲隠」の巻までを収録。「源氏物語」の現代語訳に尽きせぬ情熱と心血を注いだ、著者の魂がいま、新たに息づく。
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Posted by ブクログ
「絵合」から「幻」
光源氏の栄華から終焉まで。
「玉鬘」から「真木柱」が玉鬘十帖と呼ばれています。十帖の、「初音・胡蝶」は春を、「蛍・常夏」で夏を、「篝火・野分」では、秋を、「行幸」は冬と、四季が織り込まれて描かれます。六条の源氏邸自体も四季を意識されています。この日本的な感性が、絵画や着物に長くモチーフとされているのかと思います。
「紫の上系」「玉鬘系」という分類の根拠は幾つかあり、それを知ってから読んでみても、ストーリーの収まりが良くて、全く忘れて読んでしまいました。
円地さんは、3部構成説でまとめられてますので、三巻は、光源氏の子孫の恋愛模様になります。
与謝野晶子さんは、2部構成です。光源氏の栄華とそれ以降の陰りに分けられるようです。
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