正義の偽装

正義の偽装

660円 (税込)

3pt

何を信じたらよいか、何を信じるべきか。景気回復、東京五輪など楽観的ムードが漂う中、日本人の精神に何が起きているのか。「アベノミクス」という虚構、「憲法」という誤謬、「復興」という矯飾、「天皇家」への警鐘……大震災後の出来事から表出する国家のメルトダウン。民意や国民主権という幻想の下、幸福を一途に追求してきた日本に今、民主主義の断末魔が聴こえる。稀代の思想家が真理を隠す「偽善の仮面」を剥ぐ。

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正義の偽装 のユーザーレビュー

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感情タグBEST3

    Posted by ブクログ

    最近の与党・自民党の動きを見ていると、あれ、民主主義ってこういう事だっけ?と思ってしまいます。確かに選挙で選ばれた以上、比較的多くの「民意」が反映されているはずなのに。

    そもそも「民主主義」ってなんだ?
    と、いうところに立ち戻って考えると、それは想像以上に困難で過酷なものであるようです。

    「民意

    0
    2014年03月03日

    Posted by ブクログ

    月刊「新潮45」の連載をまとめた本。

    内容は

    第1章 時代閉塞をもたらしたもの
    第2章 空気の支配
    第3章 正義の偽装と「ミンイ」大合唱
    第4章 領土を守るということ
    第5章 成文憲法は日本人の肌に合うか
    第6章 「石原慎太郎」という政治現象
    第7章 「維新の会」の志向は天皇制否定である
    第8章

    0
    2014年02月27日

    Posted by ブクログ

    連載を集めたものにありがちな、議論があっちこっちに拡散して読みづらいものと違い、筋が一本通っているように感じ、読みやすかった。

    それは筆者の考えの筋が骨太で、そこから導き出される論考を文章として著しているからだろう。

    全ての文章がそうあるべきだが、そうなっていないのが氾濫している現状からすると、

    0
    2014年02月20日

    Posted by ブクログ

    この国は本当に歪んで偏りがひどくなっている。その核心を論理的に突いている。「国民」とは、「民主主義」とは、「大衆」とはということを考えさせられる。

    0
    2014年02月06日

    Posted by ブクログ

    経済学者・思想家である佐伯啓思が、月刊『新潮45』の連載「反・幸福論」の2012年7月~2013年6月発表分をまとめたもの。同連載の新書化は、『反・幸福論』(2012年1月刊)、『日本の宿命』(2013年1月刊)に次いで3冊目。
    連載の時期は、民主党政権の末期から第二次安倍政権への移行を挟んでいるが

    0
    2016年01月11日

    Posted by ブクログ

    日本の「正義」を考えると、民主主義とか民意とか、国民の多数が考えて述べることが適当なのかもしれない。その結果、かつての民主党政権やアベノミクスは「正義」となった。しかし、ちょっと考えると民意を唱えるのは国民の多数ではなく、民主党や自民党だ。

    木に止まったセミのごとく、ひたすら「ミンイ、ミンイ」と鳴

    0
    2014年07月25日

    Posted by ブクログ

    時事的な問題を、様々な視点から論じている。
    範囲の広さは良い点でもあるが、個別の章について、さらに詳しく知りたいところもあり、消化不良感もある。

    0
    2014年02月14日

    Posted by ブクログ

    佐伯先生の語り口や切り口は面白い。本著もキャッチーなポイントから民主主義について論理的解説を試み、そういう考えもあるか、という着想を多く与えてくれる。残念なのは、テーマ一つ一つの掘り下げが深まる前に、話が進行してしまう事。新潮45への寄稿を纏めたものとの事で、その点は仕方ないのか、テレビショーの感。

    0
    2016年09月22日

    Posted by ブクログ

    世の中のふやけた正義の味方の皆さんを斬る本、かと勝手に想像していたら、そうでもなかった。民主主義という正義が本当に機能しているのか。そもそも民主主義はいいものなのか。そういう話。「民意」を「ミンイ」と書くことで、この本の言いたいことはかなり表せるのではないかと思う。「日本」を「ニッポン」と書くと急に

    0
    2014年04月06日

    Posted by ブクログ

    ネタバレ

    ただの時事評論にあらず。重厚な思考の形跡を伺わせるような評論です。(本来そういうものなのかな)。
    時事の出来事に併せるように顕現してくるものは
    かつて見た光景・・・ヒトは進歩というものがないらしい。
    すべてに於いて「既視感」を覚えるのか。
    いまさら追加執筆が求められるのは、大衆が健忘症を煩っているか

    0
    2018年02月03日

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