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安倍政権は「教育再生」を経済再生と並ぶ最重要課題に掲げ、「教育委員会制度の改正」「道徳の教科化」「6・3・3・4制の見直し」など、戦後教育の大転換といってもいいような改革を進めようとしている。その善し悪しを見極めるためには、教育制度に関する基礎知識が欠かせない。そこで本書では、学校教育の歴史や現状を池上氏がわかりやすく解説。「教育委員会」って何のためにあるの?「ゆとり教育で学力低下」とは言えない教員免許がなくても校長にはなれる公立の小中学校では50代の先生が最も多い子どもの6人に1人が「貧困」状態にある近い将来、「英語は小学校3年生から」になる?「東京教育大学」が存在しない意外な理由公立も中高一貫校が人気給食費「未納」問題はどうなった?学校で教わらない「日教組vs.文部省」の戦後史安倍政権の「教育再生」で何が変わるの?……etc.目からウロコの池上流解説で、あなたも一気に「教育通」!「日本の将来を考えるうえで、『教育が重要だ』と考えている人は多いと思います。にもかかわらず、教育改革に注目が集まらないのは、ひとえに、『わかりにくいから』ではないでしょうか。たとえば、『教育委員会』という名前は聞いたことがあっても、何をするための組織なのか、誰が委員なのか、といったことを正しく理解している人は少ないでしょう。日本の教育に、どんな歴史があって、どんな問題を抱えているか、まるごと知ってもらおうと考えて、この本をまとめました」(本書「はじめに」より抜粋)
...続きを読むPosted by ブクログ 2020年04月14日
読みながら思ったこと。
近頃の学校には、普通教室以外に多目的教室(スペース)がよくあるが、日本の先生はいわば「多目的人間」だ。フィンランドなど他国ではしなくてよい事務作業や部活指導までやらされている。何人分も働いて、給料はもちろん一人分。
いまやブラック職場といわれる学校で、教員の働き方改革は喫...続きを読む
いつの時代も次世代の人を造るために、試行錯誤の教育改革があったけど、手探りで進めてきて、まだまだ、道半ばであるし、到達点はないのだろうけど、過去より現在、現在より未来が必ず、素晴らしいと信じたい。素晴らしい本をありがとうございました。
Posted by ブクログ 2021年04月13日
少々古いものの、ざっと「日本の教育」について知見を得るには良い本でした。
6時間程で全て読み終え、「教育の歴史、教育委員会、日教組、PTA、文部科学省などの役割、教科書の作られ方、先生のなり方や学校での課題や今後の動き」などがざっくりと理解出来ました。
何となく聞いたことのある言葉も、本を手に取った...続きを読む
Posted by ブクログ 2019年09月17日
ーー メモ ーー
通知表は、小学三年生から3段階評価
教育について考えることは、日本の未来を考えること。
PISA(生徒の学習到達度調査)
科学的リテラシー、数学的リテラシー、読解力
2012年度 科学4位、数学7位、読解4位
親殺しや子殺し、虐待は実は戦前の方が多かった。戦前は修身教育に力を入...続きを読む
Posted by ブクログ 2018年12月30日
日本の学校制度の歴史と現状をまとめた本です。主に小学校と中学校の問題を取り上げています。
教育に対する問題の解決策は書かれていませんが、教育に対する議論をする前提となる知識を得るには最適な本です。
日教組vs文部省の歴史
教育委員会の歴史
「ゆとり教育で学力低下」とは言えない
偏差値を進路指導に使...続きを読む
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