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一度死んだことで、「死者と対話できる」能力を手に入れた捜査一課の刑事石川安吾。被害者の声を聞きながら、捜査に望む石川だったが、ある時“最悪”の事件を招いてしまう。境界の狭間で、石川がした選択とは!?
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Posted by ブクログ
霊能×刑事系でもズバ抜けて、読み手にインパクトを与える作品だった 『おっとり捜査』を描いた小手川先生だからこそ、金城先生のレベルの高い原作に潰されず、それどころか、逆に金城先生自身も気付いていなかった『BORDER』の魅力を引き出せたのだろう。ホント、相性って大事だな 正義と悪の境界線、刑事と犯罪者...続きを読むとの境界線、そして、生者と死者の境界線 多くの越えてはいけない一線を、大きくないが、いつまでも頭の芯に残る声で問うてくる漫画だった ドラマ版のラストも衝撃的だったが、この漫画版も結構、キツいので注意 曲げられなかった信念が、行ってはならない「あちら側」へ向かって背中を押してしまうのだから皮肉なもんだ 石川の最期を見たかった、そう思う反面、この作品はこの終わり方でこそ読み手を納得させる、と思う。なので、あえて、続編は求めない・・・・・・出たら読むと思うけど あとは、小説版だけか。きっと、ドラマ版と漫画版と違う最後になっているのは確かだろうけど、ショックに耐えられるかなぁ。少々不安 この台詞を引用に選んだのは、時に人間は、自分でも何故、そうするのか、解からない行動を取る時がある。けど、解からないからこそ、迷わずに誰かのために、無茶な行動を出来る。それが人間の強さなんだろう
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