電化文学列伝

電化文学列伝

544円 (税込)

2pt

作品中の家電製品の描かれ方を軸に文学を語る、新しくて深い書評エッセイ。小川洋子『博士の愛した数式』のアイロン、吉田修一『日曜日たち』のリモコン、花輪和一『刑務所の中』の電気カミソリなど、作家が作品世界をどう構築するのか、その秘密が明かされる。書き下ろし短編小説、「導線」収録。『電化製品列伝』を改題。(講談社文庫)

...続きを読む

電化文学列伝 のユーザーレビュー

\ レビュー投稿でポイントプレゼント / ※購入済みの作品が対象となります
レビューを書く

感情タグBEST3

    Posted by ブクログ 2012年08月29日

    芥川賞作家である著者が書評をします。
    しかも電化製品が出てくる作品に限って。
    面白い切り口で語られています。

    0

    Posted by ブクログ 2011年12月22日

    帯の惹句がとても的確。曰く「家電製品を軸に、作品世界を解き明かす斬新かつ珍妙な書評エッセイ」。
    長嶋有については『猛スピードで母は』を読んだもののピンとくるものがなかったので以来手にとることなかったのだが、Twitterでこの『電化文学列伝』の好評を見かけて目を通してみたら何これイイと目を白黒させて...続きを読む

    0

    Posted by ブクログ 2016年06月05日

    これは長嶋さんをまだ女性だと思ってた頃に読んだ本で、おもしろいと思ったのに文庫を買ってなかったとは!

    改めて読んでもおもしろい。物語の中でも「家電」に目をつけて、それを語る。だけど書評。非凡な人だなあと思う。

    家電にも新たな目を向けられそう。
    確かに、うるさい家電(掃除機など)と静かな家電(ホッ...続きを読む

    0

    Posted by ブクログ 2013年02月11日

    電化製品の出てくる文学作品/映画/マンガについて、そこで占める電化製品の役割を語りつくす、という面白い書評集。
    読む価値あり。

    0

    Posted by ブクログ 2012年07月21日

    電化製品が登場する小説、まんが、映画等々についてのエッセイ。
    川上弘美の「センセイの鞄」とか、吉田修一の「日曜日たち」とか。
    既読のものもあったが、まだ未読のものも、もちろんあって。
    好きになった作家さんのエッセイを読むと、自分の読書界の視野が広がって、うれしい。特にこういう、本についてのエッセイだ...続きを読む

    0

    Posted by ブクログ 2012年02月10日

    小説、漫画、映画などの作中の電化製品について語りながら、実は文学そのものを語っている。軽妙な文章でいて読みごたえ十分。

    0

    Posted by ブクログ 2016年04月26日

    現代文学の中で、家電が登場するシーンを取り上げて評した異色の本。
    コンセプトにひかれて手に取った。
    家電というピンポイントから、その作品全体が見える...というようなところを期待したのだが、それはちょっと虫が良過ぎたか。
    川上弘美「センセイの鞄」の電池は、電池の固執するセンセイのたたずまいを象徴的に...続きを読む

    0

    Posted by ブクログ 2013年06月09日

     小説の中に出てくる電化製品を取り上げてつらつら語る…だなんて、なんてエキセントリック! とわくわくして読みました。スキな作家のスキな作品が結構取り扱われているので、そんなところあったかな〜。もう一度読みなおそう! という気に。高野文子の「奥村さんのお茄子」は興味深かったので、再読します。

    0

    Posted by ブクログ 2012年03月12日

    こういう目で小説読んだことなかったなーと目からうろこ。『34歳無職ちゃん』は家電がよく出てくるから長嶋さんは読んだほうがいいと思う。というか、たぶん読んでるだろう。

    0

    Posted by ブクログ 2011年12月12日

    家電芸人ならぬ家電作家長嶋有氏の書評エッセイ。作品内の家電製品の描かれ方を軸に文学を語るということで、類を見ない斬新な評論になっている。
    あとがきで自らの作品に描写した「蚊取りマット」のことに触れられているが、小説の奥深さを知ることになる。

    0

電化文学列伝 の詳細情報

閲覧環境

  • 【閲覧できる環境】
  • ・ブックライブ for Windows PC(アプリ)
  • ・ブックライブ for iOS(アプリ)
  • ・ブックライブ for Android(アプリ)
  • ・ブックライブ PLUS for Android(アプリ)
  • ・ブラウザビューア

※アプリの閲覧環境は最新バージョンのものです。

この本をチェックした人は、こんな本もチェックしています

講談社文庫 の最新刊

無料で読める エッセイ・紀行

エッセイ・紀行 ランキング

長嶋有 のこれもおすすめ

同じジャンルの本を探す