レーガン いかにして「アメリカの偶像」となったか

レーガン いかにして「アメリカの偶像」となったか

968円 (税込)

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「最も偉大なアメリカ人」に選ばれるほど、人々から敬愛されるレーガン。だが、家族の絆を説いた彼は「離婚歴を持つ唯一の大統領」であり、「保守派の希望の星」ながらソ連との和解、冷戦の終焉に貢献した。アナウンサー・俳優として、大統領として、二〇世紀アメリカの大衆文化と政治をともに体現したレーガンに潜む矛盾は、現代のアメリカが抱える矛盾でもある。その複雑な生涯を描き出す、本邦初の本格評伝。

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レーガン いかにして「アメリカの偶像」となったか のユーザーレビュー

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感情タグBEST3

    Posted by ブクログ 2018年10月14日

    レーガン大統領の伝記、今まで無かったのが不思議だよ。とはいえ逆に亡くなってから執筆されているので、レーガン退場後のレーガンの影響まで体系的にシルされている。ニクソン辞任後、オバマ当選までレーガンの時代か。なるほど納得

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    Posted by ブクログ 2011年11月30日

    普通に面白かったです。
    「レーガンは過去と未来と架橋しながら、平均的なアメリカ人を代表しうる包括性を持ち、その上、アメリカ社会
    の矛盾や二面性を象徴していた。」というまとめにはなるほどとうなずけた。

    全体を通して意外と?レーガンについて客観的に書かれていたので逆にびっくり。
    村田先生こんなにバラン...続きを読む

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    Posted by ブクログ 2012年03月06日

     生誕百周年の昨年出た評伝。中公新書は良質の評伝が多く,どれも読みごたえがあって外れが少ないが,本書も良かった。アメリカ大衆文化の変遷を体現した偉大な大統領。
     戦後のアメリカ大統領で人々の記憶にもっとも残るのが,ケネディとレーガン。二人ともアイルランド系だけど,対照的。レーガンの父は6歳で孤児とな...続きを読む

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    Posted by ブクログ 2012年02月18日

    同志社大学法学部教授(アメリカ外交史)の村田晃司(1964-)による、第40代アメリカ大統領ロナルド・レーガン(Ronald Wilson Reagan; 1911-2004)の評伝。

    【構成】
    第1章 マーク・トウェインの世界
    第2章 「心の劇場」から「夢の工場」へ
    第3章 レーガン都へ行く
    ...続きを読む

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    Posted by ブクログ 2012年01月03日

    レーガン大統領の評伝。近所の本屋の売り上げランキング上位だったので購入。

    軽い口当たりで一般的な歴史に関する知識があれば読めた。
    レーガン大統領の時代を中心にした保守優位の時代を「レーガン時代」として、結びつけることで、直近のアメリカの政治状況と1980年代の結びつきはわかりやすくなっていたと思い...続きを読む

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    Posted by ブクログ 2012年01月01日

    レーガンの評伝。生い立ちから学生時代、アナウンサー/役者時代、そして大統領時代から死後にいたるまでを展望できる。よくまとまっておりレーガンの人柄と、時節ごとの出来事、関係者とのつながりを理解しやすい。その分個々の出来事に関しては内容が薄いが、新書にそこまで求めるのは酷か。イラン・コントラ事件など興味...続きを読む

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    Posted by ブクログ 2012年03月03日

    大統領になるまでの生涯が丁寧に書かれていて、レーガンのポリシーの背景を読み取ることができた。また冷戦の収束に向けての駆け引きをはじめ、当時の出来事の背景を知ることができた。

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    Posted by ブクログ 2012年02月18日

    よく耳にする「小さな政府」、「強いアメリカ」の代名詞、そして中曽根元首相とのロンヤス関係で有名なレーガン元大統領。自分がNYCに住んでいた頃、元NYT記者と政治の話で盛り上がっている時、「理想の大統領は?」の質問に「もちろん、ロナルド・レーガン」と断言する姿に、確かにあんたはバリバリ保守派の共和党支...続きを読む

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    Posted by ブクログ 2012年02月05日

    レーガンのアメリカを駆け足で振り返ることができた。Born in the U.S.A.が懐かしい。自分にとってのアメリカのイメージが形作られた時代でもあった。

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    Posted by ブクログ 2012年01月21日

     レーガンが大統領になったときは、自分が大学生でお茶の水駅の階段を上っているときにしった。世界戦争になるのではないかと危惧した。

     自分も未熟だった。

     この本は、新書ながら、レーガンの生い立ちからその思想的背景まで丁寧に分析している。

    (1)レーガンは、経済的保守(自由主義)と宗教的保守(南...続きを読む

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