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トランプ登場の背景と原動力は? トランプ政権からバイデン政権へと、アメリカの政治と外交、社会の何が変化し何が継続しているのか? 米中関係は第二の冷戦となるのか? 日本はそれとどう向き合うのか? 政治状況が不透明な時、人はしばしば歴史をふり返る。歴史に循環(サイクル)を見出す者、歴史に類型(タイポロジー)を求める者、歴史に類似(アナロジー)を問う者。著者は歴史のアナロジーにより以上の問いを考え、バイデン政権下での「冷たい内戦」や米中関係、日米関係を考察する。日本は、アメリカのいかなる政権に対しても常に、われわれの立場やアジアの事情をアメリカのアジア政策に反映すべく、ネットワークを駆使して働きかけなければならない。「トランプのアメリカ」vs「バイデンのアメリカ」を軸に、歴代政権が直面してきた三つのバランス・オブ・パワ――三権分立、社会の諸勢力の変化、国際的な力学を分析し、わが国の針路を明らかにする。
...続きを読むPosted by ブクログ 2021年12月04日
「アイデンティティポリティクス」、「ステイタスポリティクス」、「情報のニッチ化」、「孤立主義」、「衰退論」の観点からトランプの登場を分析しつつ、歴史のアナロジー、「歴史は繰り返さないが、韻を踏む」というマークトゥウェインの言葉を引用しつながら大局を見て、トランプとバイデンの共通点と差異をまとめた良書...続きを読む
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